高くすることが
できるんですけれども
中小企業は、なかなか体力がない
厳しいところがあるので
自前で、この還元率を
更に上げてくるのは
難しいんじゃないかなとみられます。
≫お買い物に行くんですか?
≫はい、早速買い物をしてみたいと思うんですけれども。
≫お願いします。
おにぎりを。
≫こうしたものを買う場合に…。
≫10月以降、買い物するときに
3つ、考えなくては
いけないことがあるんです。
≫まず、1つ目が、商品を
キャッシュレスで払って
ポイント還元を受けるのか
または現金で払うのか。ちなみに渡辺さん
どのようにお支払いされますか?
≫僕は、いつもコンビニとか小さい小売店に行く場合には
ほとんど現金です。
キャッシュレスは…正直言って持ってないです。
≫現金ですと
残念ながらポイント還元を
受けることはできないんですね。
もともと、そうしたカードですとか電子マネーを
持っていない方も
いらっしゃいますので
そうしたところに差が
生まれてきてしまいますよね。
≫これ、もともと
不公平感がありましたよね。
≫更に、2つ目としては
軽減税率に関わる
お話です。
軽減税率も複雑なんですけども
買ったものを持ち帰る場合は
8%の消費税。
店内で食べる場合は
10%の消費税となります。
これもさまざまな場合が
考えられますので。
≫いまだに
僕、よく理解できていません。
何はどっちって
正確には言えないです。
≫これも非常に難しいです。
こうした中
更に今回のように、お店独自の
ポイント還元が導入されました。
これを受ける条件として
アプリでしたりカードでしたり
さまざまなものがありますので
非常に複雑になったわけですね。
この3点を考えないと
お得に買い物をすることは
できないんです。
≫進さん、どうしてこんなに次から次へと
分かりにくく
なっていくんですか?
≫国としてはキャッシュレスは
日本よりも海外のほうが
普及率が高いので
来年、オリンピック・パラリンピックもあるので
普及させたいという思いが
あるんですね。
ただ消費者としては
いろんな決済方法が
乱立しているので
何をどこで買うと、使うと
お得になるのかというのを
理解していないと
お得な買い物が
なかなか難しくなってきてしまうわけなんですね。
こういったことが
起きている背景というのは
そもそも、一番最初に
国が予算を中小の小売店に出して
還元率を高く設定しましたよね。
そうなってくると大手のコンビニであったり
スーパーとしては
自ら、自腹を切って
還元率を上げていかないと
いけないということで
このような独自の決済サービスが
乱立してくることになってきているわけで。
今後、何をどこで
どうやって買えばいいのか
分かりづらいという現象が
広がる可能性が
非常に高いですね。
≫消費税を10%に上げるのかどうかという
この議論も今まだ
行われているところではありますし
本当に上げるんですかという
意見も多いですし。
ここにあるように
屋上に更に屋上を重ねるような
より複雑な仕組みが今後また