これの厚みがこれから こうやって見ると…→
全然違うんですよ。
(大島)傘がデッカいんだ。
(いとう)やわらかい。 しっかりしてる。
そうです 食感も違います。
これ 別に これを乾燥すれば…。

(大島)手間もかからないし。干しシイタケで→
これを このまんま食べれば
生シイタケ… なんでしょ…?
別にね。
(大島)えぇ~?
では それは こちらでご説明しましょう。
では さっきの育ち方を思い出して下さい。
原木栽培のシイタケは
2年かけて育ってから→
このクヌギの木の皮を突き破って…。
(山崎)あ~ 頑張れ。 頑張れ 頑張れ。(いとう)いけ!
顔を出します。
この力強さが どこからくるかというと→
2年間の間 ゆっくりゆっくり育つ
原木シイタケ。
このように木の皮を突き破るために
原木シイタケは 分厚く頑丈に育ちます。
これが おいしさと
深く関係しているんです。
これ シイタケの細胞 一個一個だと
思って下さい。
シイタケの細胞の中には
リボ核酸というものと→
こちら 酵素が それぞれ→


細胞の中にあります。 で 実は…
細胞の中が ちょっと壊れて→
このリボ核酸と酵素が出会います。
(いとう)あら! うれしそう。
出会うと初めてできるのが…→
グアニル酸という うまみ。
(ゲスト一同)へぇ~!
原木シイタケ→
細胞の数が多いということは それだけグアニル酸のもとが多いということです。
なるほど。
(大島)へぇ~!
干しシイタケが そんなに良いなら
生いらないじゃん と思いますが→
生シイタケでないと できないものを一つ
こしらえて頂きました。
両方 ホイル焼きして
頂いたんですか。そうです。
どっちがどっちか
お分かりにならなかったらお聞き下さい。
(笑い)
こんなカラッカラのホイル焼き初めて見た。
(いとう)ちょっと一回
生を楽しもうかな。 生から頂こうかな。
おいしい~! うまみだ。
生でないと…。
さあ 干しシイタケのホイル焼き。
(いとう)なんか こう言うのも何ですけど…
(笑い)
(大島)カッサカサ!
(いとう)小腹がすいた時に一つ!

(笑い)
さあ お分かり頂きましたでしょうか。
生シイタケは ホイル焼き本当に香ばしくて おいしいです。
では 干しシイタケは…?
筑前煮を食べて頂きます。
(大島)わっ 2種類ある。
そうです 2種類あります。
赤いお皿のほうが 干しシイタケです。
いただきます いただきます~。
青いお皿のほうから食べて頂いたほうが
違いが分かると思います。
(いとう)色が違うもんね。
(大島)色も ふにゃふにゃ感も。
(いとう)いただきます。
これは おいしい。(大島)うん おいしい。
もう 味すばらしいです。
味付けは この生のシイタケもすばらしいです。
さあ今度は 干しシイタケです。
同じものを赤いお皿のほうで食べて頂くと違いが分かります。
(大島)おいしい~!
味がしみてて。
(大島)すごい しみ込んでる感じ。
この だしのすごさを見て下さい 皆さん。はい。
日本人であれば皆…。
(いとう)まさに。
(大島)「だし」といえば。
昆布 かつお節 そして干しシイタケ→
グルタミン酸。
(いとう)聞いたことある。
これは お分かりになりますか?

分かんない…。
イノシン酸。
(いとう)あっ 聞いたことある。
そして干しシイタケが さっきご紹介した
グアニル酸です。
(大島)違うんだ 種類が。
例えば グルタミン酸とイノシン酸これ 両方一度にとると→
グルタミン酸のおいしさが
7倍になります。
あっ いいんだ。

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