2019/06/07(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
≫大盛りの弁当が評判の築地ほわいと。
正一さんが弁当を配達するのは
築地の場外市場や豊洲市場だけでなく…。
≫解体中の築地市場。
去年まで競りの声が響き渡り
そこかしこに
ターレが走っていた場所だ。
≫工事関係者から
大量の注文があるため
忙しさは以前と変わらない。
ところが…。
≫実は、交通事故が原因で
正一さんの左足には人工関節が入っている。
最近になって
左足をかばう右ひざが
悲鳴を上げ始めていた。
≫幼なじみだった2人は二十歳で結婚。
牛乳の配達店を始め2003年
弁当屋に衣替えした。
夫婦生活は
今年で48年になる。
≫正一さんの食事は1日1回。
はんぺんのチーズかけなど
体を気遣かった
喜美子さんの手料理だ。
これをつまみに
焼酎の水割りを2杯
ビール1本と決めている。
≫家でも、ガンコ一徹。
≫ところが、その翌日。
正一さんが店の奥の方をのぞき込んでいる。
≫後遺症。
実は16年前、喜美子さんは脳内出血で倒れ緊急入院。
その後、牛乳の配達店から
弁当屋に衣替えしたのは
料理が得意な喜美子さんが
手先を動かせるようにする
リハビリのためだった。
喜美子さんにもしものことがあれば…。
≫夫婦でやってきた店の危機。
喜美子さんは病院で検査をした結果…。
≫体調の異変は
脳内出血の後遺症ではなかった。
でも、ガンコ親父の正一さんは
喜美子さんを気遣うように。
≫正一さんも
今月中に病院へ行き
足を診てもらう覚悟を決めた。
言葉は荒々しくても心は通じ合う夫婦の弁当店だ。
ところ変わって神保町。
ここにも大ピンチのガンコ親父が。
≫カレーを出す店が
100軒以上ある激戦区で
2015年に進出してきた店が
仙臺だ。
中に入ってみると
流れているBGMはマーチ。
そして自慢のカレーは…。
≫ポークカレーは
ワンコインでお釣りがくる
450円。
分厚いトンカツがのった
カツカレーは
これまた680円と激安!
≫激安価格でも、全て手作り。
76歳のマスター
藤原哲雄さんが作る
本格派のカレーだ。
中でも自慢のカレーが…。
≫哲雄さんの故郷
仙台の名物、牛タンのカレーは
1日に80食出る看板料理だ。
≫5時間煮込んだ牛タンは
フォークがすっと入る
やわらかさ。
これで750円と破格のお値段。
ガンコなのは安い値段を守ること。
満席になると…。
≫長居しないように優しく注意。一方…。
≫時には、思わぬサービスも。
≫常連客をとりこにするカレーの秘密は…。
≫カレーの命となる
ブイヨンから手作り。
しかも、その材料がすごい。
≫2時間煮込んだブイヨンが全てのカレーのもとになる。
そこに、特製の香辛料と
野菜ジュースをたっぷり入れる。
≫最後に
炒めたカレー粉で香りづけして
このまま1日置く。
定休日も、この仕込みは欠かせないため休む間がない。
哲雄さんは
21歳から料理の世界へ。
各地のレストランやホテルなどで
料理長を務めてきた。
中でも負けない自信があったのは
カレーだった。
≫夫婦の昼ご飯は、毎日カレー。
≫妻の美代子さんは接客を担当。
4年前、この店を始めたとき