2019/06/08(土) 16:30〜17:55 スーパーJチャンネル[字]


≫冷蔵庫にある使いかけのタマネギの存在を忘れて
また

次を買ってしまったそうです。
更に…。
≫賞味期限が長い缶詰なども買ってからその存在を
忘れていました。
こちらはリサイクルショップを経営する林さん。
≫冷蔵庫の中は
奇麗に整理されていますが
さっそく
賞味期限切れの食パンが。
≫6枚入りは
1人暮らしには多すぎるようで
残った4枚は期限切れに。
≫家庭から出る食品ロス問題。
大阪の街で冷蔵庫の状況を
見せてもらうと…。
≫卵10パック、最近になって
買われてるじゃないですか。
≫お友達からのおすそ分けで


1人暮らしの冷蔵庫ですが
一時的に
卵が20個もある状態に。
更に…。
≫よく見ると冷蔵庫の中には1か月前に
賞味期限が切れた生卵が
まだほかにも眠っていました。
≫小田原市にある
食品微生物センター。
企業が商品の賞味期限を
決めるうえで参考にする
細菌の検査を行っています。
そもそも賞味期限がどのようにして決まるのかを
聞いてみました。
≫例えばメーカーが賞味期限を10日にしたい場合
想定より3日長い13日後も含め
3つの検体を検査します。
すべて安全性が確認された場合
最大値である13日に
安全係数といわれる
0.7か0.8を掛けます。
そこで、10日間の賞味期限が
妥当と判断され
企業側に
アドバイスするそうです。
つまり、実験の段階では
賞味期限が10日間の場合
更に3日も長い
13日間の安全が
確認されているというわけです。

≫この食品ロスの問題。
皆さんにも本当に身近で
そして、今すごく大事な問題ですので
今日は専門家の方と一緒に
考えていきたいと思っております。
私のお隣です。
日本の食品ロス研究の第一人者です。
愛知工業大学経営学部の
小林富雄教授に
来ていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
≫よろしくお願いします。
≫この問題については先月
今の国会で
新しい法律が成立しました。
こちら
食品ロス削減法なんですが
つまり、国、地方公共団体や
私たち消費者などが
国民運動として
食品ロスの削減を推進するという
内容なんです。
まず小林さんは、この進歩を
どんなふうに評価していますか?
≫非常にいい法律だと思います。
ただ、これから
基本方針が決まっていくという
そういう段階なので
ようやくスタート段階に
立ったのかなと

言えると思いますが
特に注目したいのは
国民運動という部分なんですが
実は日本というのは
今まで食品リサイクル法という
これはこれですごく
世界に先駆けた
すばらしい法律があるんですが
その法律の対象として消費者が含まれていなかったんですね。
そういった意味で
非常にいい、大きな一歩と
評価していいんじゃないかと
思います。
≫私たちも
しっかり向き合わなきゃいけない
そこが問われているということに
なると思うんですね。
そして
この食品ロスの問題というのは
日本だけが