突出するわけではなくて
大小色々な国で
起きているわけですが
先生が日本の国民性にも
関係しているんではないかと
指摘されているポイントが
3つあるんですね。
順番に伺っていきます。
まず日本人にあるあるなんですが
欠品に免疫がない。
これどういうことですか?
≫そもそも欠品したときに
お客様が商品がない
けしからんというようなことが
例えば、恵方巻きなんかですと
2年前ぐらいに結構
そういう事件が起こったんですが
特に強調したいのは
それだけではなくて
このフリップにありますように
棚に商品が少ないゼロではない少ないというだけで
このお店は
品ぞろえが悪い店ということで
ほかのお店に行ってしまう
そういうことが起こっているので
お店間で品ぞろえ競争が
変に起こってしまっているという
そこは強調したいなと。
≫それは無駄につながりますよね。
そして、2つ目
賞味期限を絶対視している。
これはどうでしょうか?
≫これも日本の食文化に関わるところで
必ずしも
悪いとは言い切れない。
非常に鮮度に対して過敏というか
1日でも新しいものが欲しい
そのときに商品の後ろのほうから
それを引っ張り出して
それで買ってしまうと。
そういうようなことになるとお店では、なかなか古いものと
新しいものを
一緒に置いておけないという
そういうことに
なるということがある。
≫ついつい僕なんかも
やってしまいますけどね。
奥に手を入れてしまう。
それと、もう1つ。安売りだとつい余分に…。
買ってしまう
ということでしょうか?
≫これはなかなか人間というか
経済の問題もありますので
お金も大切なものですから
致し方ない部分はあると思うんですが
問題なのは
安売りを買うということよりも
つい多く買ってしまった商品を
先ほどのVTRにもありましたように
買ったこと自体を忘れてしまう。
その保管をしてそれを管理し切れない
そういったところが非常に問題で
ロスになってしまう。
≫そうすると家庭の中で
食品ロスがどんどん生まれているということだと思うんですが
先ほどの大阪の
もったいない食品センターも
非常にうまくそこを活用している
部分だと思ったんですが
もう1つ、番組でご紹介したい
工夫があるんです。
上山さん、お願いします。
≫皆さん、スーパーでよく商品の賞味期限が
ギリギリになったところで
ドンと値段を下げて
半額という値引きの方法を
よくご覧になったかと思うんですが
実は今日ご紹介する
値引きというのは
それとは
ちょっと違うものなんです。
こういった食品売り場
牛乳売り場ですね。
陳列棚に牛乳が
こんなふうに並んでますよね。
この牛乳
今日、入荷したものは
そのままの値段で
その隣。きのう入荷した1日たった牛乳は
10円引き。
更には、おととい入荷したもの2日たったものは20円引きと
つまりは毎日毎日
段階的に値段が下がっていく
このシステムを
段階的値引きというシステムがあるんだそうです。
実はこの段階的値引きを
都内で実際に導入している
スーパーがあるんですね。
今日はスーパーの売り場に
カメラがお邪魔いたしました。