大通り沿いを歩いてきまして
エントランスがありますよね。

その奥に
鍵のかかっていない
非常階段があるんですが
その非常階段を使って
マンションの中に入っていったといいます。
男はおよそ１時間後に
同じ非常階段を使って
出てきまして
今度は、来た方向とは逆の
駅の方向に向かってゆっくりと
歩いていったということです。
そして、事件前日と２日後にも
この防犯カメラに
よく似た男の姿が
この現場周辺の
コンビニエンスストアや飲食店で
目撃されていたことが私たちの取材で
新たに分かりました。


飲食店の方にお話を伺いますと
暑い日にもかかわらず
黒いタートルネックに
紺色の長袖のジャンパーを着て
何か首元を隠している様子で
不審だったと
おっしゃっていたんです。
私たち、２週間前に
取材に来たんですけれども
気になったのは
当時、捜査員が
現場周辺をほとんど
聞き込み捜査をしていなかったという点。
更に、防犯カメラの映像が
あったということから
その当時から、ある程度
犯人が特定されていて
犯人の逮捕は
近いのではないかというふうに
感じていました。
≫よく分かりました。
なぜ１軒１軒マンションを
訪ねていくような
動きをしたのか。
そして何度も出入りをしたのか。
この辺りの情報は
まだ出てきていないんですが。
警察のこれまでの捜査では
２人の接点は
今のところ確認されていない

ということです。
この事件に関しましては
後ほど詳しくお伝えします。
≫続いては
アパートの駐車場で
女性の遺体が見つかった
事件です。
謎は遺体の全身が
テープでぐるぐる巻きに
されていたことだけでは
ありません。
逮捕された２人は
生活保護の受給者と
その担当をしている
市の職員でした。
≫今日、京都府向日市の
アパートの駐車場に
成人女性とみられる遺体を
遺棄したとして
無職の橋本貴彦容疑者と
向日市の職員
余根田渉容疑者が
死体遺棄容疑で逮捕された。
事件発覚のきっかけは
アパートの２階から
異臭がするという
１１０番通報だった。
橋本容疑者はアパートの
１０３号室に住んでいて
真上の２０３号室は自宅とは別に

余根田容疑者の名義で借りられていたとみられる。
捜査関係者によると
通報を受けた警察官が駆けつけると
駐車場で、容疑者の２人が
車に乗っていたという。
２人に話を聞く警察官。
…が、ふと感じた。
何かにおうな。
周囲を見たところ、車の後方で
遺体を見つけたのだった。
≫強いにおいを感じた警察官は
車の周囲を見渡したところ
窓の下辺りに
遺体を発見したということです。
≫遺体は、服を着ておらずビニールシートの上から
粘着テープで
ぐるぐる巻きにされていた。
かなり腐敗が進んでいた。
当初、容疑者の２人は
話を濁すような