伺いました。
1級お墓ディレクターの
寺田良平さんです。
そもそも、ほかのお墓と
どういうところが違うのか
見ていきますと
一般的なお墓
昔からよくある
墓石が立っているタイプは
例えるならば、一戸建てです。
また、最近ニーズが増えている納骨堂。
これは1つの建物に
個人や家族単位で
仕切りができて
そこにお骨を収めていますので
たとえるならば
マンションです。
その一方、合葬墓に関しては
知らない人同士のお骨を
まとめて埋葬しますので
大部屋での相部屋と
たとえられるかもしれません。
まとめて入りますから。
≫今、お墓を建てるというと
本当にお金がかかるしそれから、墓苑とか墓地とか
そういったものの
土地を取得するのも
結構、大変な時代ですよね。
≫スペースの問題ですよね。そういった整理もできますし
値段も、川崎市では
10万円ということで
安いので
非常に合葬墓を利用する方が
増えているということなんですが
ただ、専門家の寺田さんによりますと
こんなはずじゃなかったと
あとから困惑するケースもあるということですので
注意点を見ていきます。
まず1つ目なんですが墓じまいで引っ越しをする際に
誤算もあるんですが。
例えば、一般的なお墓から
合葬墓にお骨を
引っ越しさせたいという場合に
費用は、人数分かかるんです。
≫これまで眠っている人の分もっていうことですか。
≫そういうことです。
これまで一般的なお墓に
4人の方のお骨があった場合
お引っ越しすると
料金は、かける4倍。
まとめてみると
意外と料金がかかるなと思う方も
中にはいらっしゃいます。
そして2つ目は逆です。
合葬墓にあったお骨を
新しくお墓を購入したので
こちらにお骨を
引っ越ししたいという場合。
家族の方は
この合葬墓から
お骨を返してもらわなければいけませんね。
ただ、基本的には
遺骨を返してもらえないことも
多いというんです。
≫どこにあるか分からなくなっちゃいそうですよね。
≫そうなんですよ。
そもそも、この合葬墓というのが
まとめて埋葬していて
取り出す前提じゃないところが多い。
ただ、場所によっては
30年とか50年以内であれば
取り出せますよというところも
あるそうなので
事前に調べたほうがいいと。
あとからはできないケースも多いので気をつけてください。
そして、3つ目。
お墓参りをするときに
よくこんな相談があるそうです。
どこに手を合わせればいいの?と。
一般的なものだと
墓石に手を合わせればいいですが。
どこに家族や親族のお骨があるか
分からない。
基本的には正面に
参拝所というものがあるそうなんですが
自分の家族に
絶対、手を合わせたい場合は難しくなります。
そして4つ目です。
永代供養と誤解してしまう方も
多いんですが、この合葬墓は
お骨の管理をしてくれるんですが供養は基本的には
してくれないところが
多いんです。言うならば
永代使用ということになります。
合葬墓を運営しているのがお寺の場合には
宗派によっては供養してくれる。
ただ、今、自治体が運営しているケースも多いので
そういうところは
入っている
宗派、宗教