2019/06/13(木) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


この中で、担当課長が
説明したのがこちらです。
≫これは2月の議事録。
≫読みますね。
高齢夫婦、無職世帯の実収入
20万9198円と

実支出26万3718円との差は
月5.5万円程度と
なっています。
こういう
説明をしているんですね。
そこから2か月経って
今回問題になっています
金融庁の金融審議会で
厚労省が説明をしました。それも議事録にあるんですけど
ほとんど同じです。
全く同じ説明をしました。
これが
今回、報告書になったときに
実は、この数字も
2017年の総務省の家計調査の
数字なんですよ。
ですから、この数字を使って
厚労省はこういう説明を
してきたんですね。
≫ということは
実収入、実支出
この差が
5万5000円という数字は
前からあった数字


ということですね。
≫そうです。
これが今回、報告書で
書かれたときに
こういうふうに表現されました。
毎月の不足額の平均は
約5万円であり
まだ20年から30年の
人生があるとすれば
不足額の総額は単純計算で
1300万円から2000万円になると。
こういう表現になったわけです。
ただ、その報告書このあと続くんですよ。
この部分の続きがあります。
それを読み上げます。この金額は
あくまで平均の不足額から
導き出したものであり不足額は
おのおのの収入、支出の状況や
ライフスタイルなどによって
大きく異なる。
当然不足しない場合もあり得るが
これまでより長く生きる以上
いずれにせよ今までより
多くのお金が必要となり
長く生きることに応じて
資産寿命を延ばすことが
必要になってくるものと
考えられると。
こういうふうに続くんですよ。
≫今、聞いていると

実に普通のことをいっている
当たり前のことを言ってる
報告書に
今、私は思えたんですけど。
≫2000万円というこの数字がやはり
インパクトが大きくて
一人歩きしているような
印象がありますね。
この報告書を読むと年金のことも
指摘はしているんですが
どちらかというと高齢者に配慮した
資産作りをどうするか。
こういうことが書かれているわけです。
年金については、あらゆる世代が
今後どうなるのか不安に思っている。
社会の共通認識だと
思うんですね。
じゃあ、どうすればいいのか
というところで
こういう報告書が
まとまったわけですけれども
これは
選挙があろうがなかろうが
麻生大臣が報告書を
受け取ろうが受け取るまいが
この現実は現として
私たちの目の前にあるので
報告書は報告書として
受け取るべきではないかなと思います。
≫一人歩きといいますけど

例えば5万円1か月に不足すれば
1年12か月で60万円ですよ。
かける30年というと
1800万という数字が
出てくるわけで
この間に入ってくる数字が
不足するということは
これは、現実ですよ。
菅官房長官、こう言ってます。
これまでの政策スタンスと