拒否したことで
国民の混乱が
更に広がっています。
街の声を聞くと
怒りや絶望の声が。
≫年金収入が少ないなら
もう一度仕事をするしかないと働く選択をする人も。
およそ30社が集まる
シニア向けの合同面接会に
参加した70歳の男性は…。
≫100歳までまだあと30年。
就職は諦め自ら起業することを
検討するそうです。
≫現在、夜8時を
回ったところです。
金曜日の夜にもかかわらず
投資の体験セミナーには多くの人が集まっているんです。
≫老後年金2000万円
不足問題には
若い世代も
大きく反応しています。
≫老後年金2000万円
不足問題の影響で
資産運用で貯蓄を増やそうと
投資セミナーを受講する若い世代が増える中
主催者は
初心者の資産運用に対して
≫というように
波紋が収まる気配のない
年金をめぐる
問題なんですけれども
今回の報告書の作成に
関わった委員の1人は
麻生大臣が受け取りをしない
という表明をした日に
私たちの取材に
答えてくださいました。
若いうちから
資産形成をしたほうが
いいんじゃないかというのが
一番言いたかったことだと。2000万円足りないとか
そこを強調するつもりは
なかった。
そこがちょっと
クローズアップされちゃった
ということというふうに
この数字の部分が独り歩きをしちゃったんだよなと
当惑していたんですね。
ということで、なぜこの問題がここまで波紋を広げているのか。
その背景を
探っていこうと思っています。
お隣は
おなじみの専門家の方ですね。
経済学者で政府の会議で委員を
何度も務めたことがあります
明治大学の飯田泰之准教授です。
どうぞよろしくお願いいたします。
飯田さん、この委員の方は
自分たちの思惑とは
違う方向に議論が
進んでしまったと
おっしゃっていたんですけど
飯田さんは政府の委員を経験したその体験から
どんなふうに
今回のことを分析していますか。
≫今回の報告書、もともとは
各省庁から政府に対して要望を出すという
その根拠になる資料
という性格があるんですね。
その意味では、今回の場合ですと
iDeCoやNISAの普及に対して
予算をつけてほしいですよ
そのための資料として
出しているので、嘆願書を
とまでいうと
いいすぎですが
提案書の色彩が強いんですよ。
ですので、ちょっと顔が
国民のほうではなくて
政府であったり
財務省のほうを見ていた。
なので少し表現に不十分な部分が
あったんだと思いますね。
≫麻生さんが
受け取らないと言った点は
どうお考えですか。
≫あれは非常に分からなくて
その意味で、例えば
提案とかお願いというのは
お願いします、いいですよ
もしくは、だめですよ
というものなのに
そのお願いをなかったことにしますというのが
これ、委員の方で
コメントされている方もいますけれども
それが、何をしたいのかが
分からない。
むしろ、くさいものには
ふたをするという反応だと
疑われてもしょうがない対応だと