≫飯森容疑者は事件４日前の１２日から
体調不良を理由に
仕事を休んでいた。
≫幻覚の症状が強くなりそうだ。
そう話し、仕事を休んだという飯森容疑者だが
事件前日のおととい夕方
こんな電話をかけてきたという。
≫予定を早めて２５日から
職場復帰することになっていた。
飯森容疑者の所持品の中からは


拳銃のほか
現金およそ１０万円や
精神障害者保健福祉手帳も
見つかった。
≫警察は飯森容疑者の精神状態について
慎重に調べている。
≫捜査本部が置かれている吹田警察署から中継です。
ＡＢＣテレビの
関灘春菜記者です。
関灘さん、捜査の最新情報を
お願いします。
≫吹田警察署では

事件後から昼夜を問わず
捜査員の出入りが続き
情報提供の電話なども
ひっきりなしに
かかっていましたが
犯人が確保されてからは
少し落ち着いた様子です。
飯森容疑者は現在も
ここで取り調べを受けているとみられていて
特に暴れる様子なども
ないということです。
ただ、その一方で
調べに対しては
容疑を否認していて
自分の職業についても話していないということです。
ただ、現在は両親とともに
東京に住んでいるということ
また、高校までは

大阪に住んでいて
現場付近の土地勘が
あったという情報も
入ってきています。
飯森容疑者は事件の直前空き巣に遭ったと
嘘の通報をして
事件のあった千里山交番を
手薄にしたとみられています。
その通報では実在する吹田市内の集合住宅の
場所を説明したほか
知人の名前を名乗っていて
警察は計画的な
犯行だったとみていますが
このような計画を立てることも
この周辺に詳しくなければ
難しかったのではないかと
思われます。
ただ、飯森容疑者の
犯行だったとすれば
なぜ地元に戻ってきて
事件を起こしたのか。
動機の面については
分かっていないことが多く
今後も捜査が続けられます。
≫ありがとうございました。吹田署でした。
≫次です。歴史的建造物が
危機的な状況です。
埼玉県川越市にある
富士見櫓跡の崩壊が
進んでいるとして

保存対策を求め
地元住民らが
要望書を提出しました。
≫観光客から
心配の声が上がっているのは
川越城の城下町として栄えた
埼玉県川越市。
年間７００万人以上が訪れる
人気の観光地だ。
この街で一体何が…。
≫斜めに傾いてひび割れてしまっていますね。
≫更に…。
≫ここは川越城にあるシンボル的建築物だった
富士見櫓の跡地だ。
そこには至るところに
立ち入り禁止などの看板が。
実は今崩壊の危機にあるというのだ。
≫そもそも富士見櫓は
江戸時代に建設され
天守閣がなかった川越城の中では
目立つ建築物だった。
現在は土塁と呼ばれる
敵の侵入に備えて
作られた土手が残り
樹齢１００年を超える巨大な木が
覆うように茂っている。
ただ、石垣を組まずに盛り土で作ったため
長年の風雨で土が流されるなど
傷みが進んでいるという。
≫そんな中、地元住民らは