大量の温泉を使用するため
数日で頑固な汚れに。
そこで…。
休館日を利用し
全館挙げての
大掃除大作戦を
行うことになったのだ。
≫巨大温泉施設で行われる
今回の作戦。
その成功の鍵を握るのが
掃除ひと筋25年人呼んで掃除の魔術師こと
飛松繁人、66歳。
≫今回の飛松のミッションは
茶色く変色した段差風呂に
大浴場のある森の湯。
ユネッサンの顔ともいえる
神々のエーゲ海など4か所。
これらの掃除を
従業員が立ち会える
8時間以内に終わらせ
翌日、無事営業を迎えられるよう準備しなければならない。
飛松をサポートするのは
ユネッサン入社5年目の若手
山田稔也、27歳。
まず最初に手をつけたのはあの難関だ。
≫もともと真っ白だった浴槽は
温泉に含まれる鉄分で変色。
この階段も真っ白だったという。
こすっただけでは落ちないしつこい汚れを
いかにして退治するのか?
≫魔法の洗剤で一瞬に?
おいおい、随分強気だが
本当にそんなことは可能なのか?
≫開発に20年を要した
特製洗剤のため
内容は企業秘密。
掃除の魔術師対茶色い浴槽いざ勝負!
≫いきます!
≫なんと、ご覧あれ。
洗剤をかけた瞬間に…。
真っ黒に変色した階段も
有言実行、一瞬のうちに
元の白さを取り戻した。
さすが魔術師。
開始からわずか10分ほどで全て真っ白に。
しかも…。
≫人体にも、環境にも無害だというから驚きだ。
≫自作の秘密兵器で
早々に難関をクリアした。
次に向かったのは
ユネッサン唯一の洗い場。
その問題の箇所が…。
≫そう、白く曇った4枚の鏡だ。
温泉成分はミネラルが豊富なため
頑固な水あかがつきやすい。
一体、どうやってこれを
きれいにするんだ?
すると、取り出したのは
なんと、大理石などを磨くのに使う研磨機。
おいおい、鏡に使って大丈夫か?
≫あの曇りきった鏡が
傷ひとつ、つけることなく
見事ピカピカに。
≫磨く際、研磨機の向きや力を
微妙にコントロールすることで
鏡に傷をつけることなく
表面に付着した汚れだけを見事に削り落としていたのだ。
実は飛松、研磨再生の達人という
異名を持ち
鏡はもちろんのこと
床や浴槽、果てはヨットまで
なんでもピカピカに仕上げる
磨きのスペシャリスト。
その後も
作業を続けること2時間。
角にこびりついた
うろこ汚れも…。
おお、きれいになくなったぞ。
これはお見事!
あの4枚の鏡が…。
曇りが取れ見事に生まれ変わった。
掃除する4か所のうち2か所を
2時間半でクリア。
だが、その行く手には
最大の難関が待ち受けていた。
それが…。
≫そう、ここは滑るのだ。
急流、そして急傾斜。
更に、長さが30mもある。
この難所にどう挑む?
想定外の雨も降ってきたぞ。
≫なんと、飛松が持ち出したのは
密かに開発した秘密兵器。
これは一体?
≫箱根にある巨大温泉施設の大掃除大作戦。
その最大の難関が…。
ウォータースライダーロデオマウンテンだ。
急流に急傾斜。
長さは、およそ30mもある難所だ。
≫ただでさえ、滑りやすいうえに