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2019/06/18(火) 01:10〜02:00 世界はほしいモノにあふれてる「心動く絵本を探す旅 イタリア・ボローニャ」[解][字][再]

「世界はほしいモノにあふれてる」今回の舞台は…
ヨーロッパ最古の大学が生まれた都市だ。
900年以上も前に大学が誕生して以来数々の天才学者が生まれてきた。
地動説を唱えたコペルニクスも
その一人だ。
卒業生の目印は
月桂樹の葉っぱでできた王冠。
イタリアでは 試験と卒論が
無事に終われば いつでも卒業できる。
♪♪~(演奏)
学者だけではない。あのモーツァルトも この地で学んだ。
ボローニャが育んだ文化は
現在にも受け継がれている。
そんなボローニャで探すのは…→
絵本! 実はボローニャは「絵本の聖地」とも言われている。
毎年春に開かれる
世界最大の児童書見本市→
「ボローニャ・ブックフェア」が
そのゆえんたるもの。
この地を訪ねるのは
ベストセラー児童書 編集者…
そう 皆さんもご存じ→
顔の形がお尻に似ている探偵の物語を世に送り出した人物だ。
シリーズ累計発行部数は 600万部超え。
フランスやフィンランド チェコなど7か国で翻訳出版され→
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだ。
そんな高林さんが今回 ボローニャで探すのは→
子どもたちの心が動く絵本。
(高林)そういうものを「心動く本」なのかなっていうふうに思ってます。
果たして すご腕編集者は


どんな絵本を選び→
私たちに新しい世界を
見せてくれるのか?
ボローニャ・ブックフェアが
開催されたのは 今年の4月。
参加者は およそ3万人。
児童書を専門にする国際見本市は世界で ここ唯一だ。
世界80か国 1500近くの出版社が集まり→
最新の本を巡る情報交換や版権の売買を行う。
さあ いよいよ 商談スタート。
まずは ユニークな企画を生み出すことで知られる→
フランスの出版社を訪ねた。
紹介されたのは まだ発売していない仕掛けのある不思議な絵本。
半透明の紙をめくると
イラストの一部が消え→
意味が変わる。
すかさず担当者は 日本人にも受けそうなイラストの絵本を持ってきた。
ページごとに変わる
熊のイラストを通して→
色の名前などを
覚えられるようになっている。
(高林)へえ~。
今度は ストーリーのある絵本を持ってきた。
担当者も粘る。
同じ一日を 親子がどう過ごしているか2つのイラストを通して伝える。
左ページは 母親の視点をもとに描いた
日常の一コマ。
右ページは 同じ時間を
娘がどう過ごしているか→
娘の視点で描いた。


例えば 買い物をする場面。
母親は だだをこねる娘を叱る。
一方 娘はスイーツしか見えていない。
母親が眠気を抑えながら
会議をしている間→
娘は 昼寝なんかしたくないと思いつつも
眠りに落ちていく。
今回 高林さんは→
世界的なベストセラー作家にもアタックした。
世界トップクラスの売れっ子作家
アメリカのジェフ・キニーさん。
児童書「グレッグのダメ日記」は→
シリーズ累計発行部数2億3000万部を超える。
主人公の少年は→
モテたい 人気者になりたいお金持ちになりたいのに 失敗ばかり。
そのユニークさが受けて
世界60以上の言語に翻訳出版されている。
最新刊を日本に紹介するチャンスを得た。
ボローニャ・ブックフェア。
ここは 若者たちの夢や希望が
あふれている場でもある。
駆け出しの絵本作家や その卵たちが→
あの手この手で絵の売り込みにやって来るのだ。
連絡先を添えた 名刺代わりのイラストが
壁一面を覆い尽くす。
更に 会場の商談ブースには長蛇の列。
絵の売り込みを受け付けてくれる出版社に→
ここぞとばかりに卵たちが群がる。
この日は ドイツの出版社が限定1時間でイラストをチェック。
高林さんも

こうした夢や挑戦を応援したいと→
新しい出会いを大切にしている。
ハーイ!
キャリア9年目だが 他人の作品に
絵だけを提供する仕事がほとんど。
絵と物語を組み合わせた
自分の作品と呼べるものを作りたいと→
売り込みを続けている。
会場では イラストの展示も行われていた。
イラストだけを

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ikatako117

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