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2019/06/19(水) 22:30〜23:20 歴史秘話ヒストリア「信長より20年早かった男 最初の“天下人”三好長慶」[解][字]


これをチャンスと捉えたのが 長慶です。
「国衆の利益を守るのは→
幕府を代表する晴元ではなく 自分だ」と→
訴えたのです。
(一同)えいえい おう! えいえい おう!
長慶のもとには→

幕府に不満を持つ武士たちが次々と集まりました。
ついに長慶は
晴元ら幕府勢と激突します。
弟たちに
摂津の三宅城にいる晴元を任せた 長慶。
同じく江口にいた 晴元の側近→
三好政長ら 敵の主力を攻めました。
(兵たちの おたけび)
その結果 政長ら800人を討ち取る大勝利を収めたのです。
細川晴元は 将軍・足利義輝と共に
京を脱出。
近江に落ち延びました。
兄上 勝ちましたぞ!
亡き父上も
さぞ お喜びでしょう!
(長慶)うむ。
こうして 晴元に勝利しその支配から独立した 三好長慶。
それは 晴元が支配していた→
畿内周辺の8か国を治める実力者になったことを→
意味していました。
(鐘の音)
2年後の1551年。
三好長慶は 室町幕府の重臣から→
信頼を寄せられるように


なっていました。
三好殿が お味方下さるとは百人力…
いや千人力 万人力じゃ! ハハハッ!
いえ それは 恐れ多し。
ただ それがしはこれまでの世の乱れを鎮め→
民を安んずる その一念にござる。
ハハハッ ご謙遜を。三好殿も 存分に過ごされよ。
ところが…。
この成り上がりめが~!
あ… ぐぁっ!
痴れ者!ううっ! ぐっ…!
刺客を放ったのは→
当時 近江にいた将軍・足利義輝でした。
細川晴元と共に→
反撃の機会をねらっていたのです。
でやぁっ!
うっ…!
更に長慶は 妻の父親を暗殺されます。
当然 反撃に出るはず…。
ところが 長慶のとった行動は
実に意外なものでした。
三好筑前守が名代
松永弾正忠久秀にござりまする。
都まで お供つかまつる。
なんと 敵対行為を仕掛けてきた将軍・義輝を→
京に迎えることにしたのです。
長慶は なぜそのようなことをしたのでしょうか。
天野さんは そこに
戦乱を終わらせたいと願う→
長慶の思いを読み取ります。

長慶は 例えば 足利家については→
父の代から支持してきた 義維ではなく→
義輝を支持。
このように なるべく多くの者が
納得する形で 分裂をおさめ→
幕府を もり立てようと考えます。
しかし…。
僅か半年後 義輝は→
京の霊山城に立て籠もります。
そして 長慶を攻める姿勢を
見せたのです。
(長慶)もはや これまで。
尊氏公以来足利将軍こそ 天下人であったが→
今の将軍家には その天下を
鎮めるおつもりは ないようじゃ。
されば わしが やるしかあるまい!
殿!
(兵たちの おたけび)
さすがの長慶も 我慢の限界でした。やむなく 将軍・義輝を攻めます。
義輝は 自ら城を焼き
近江へ逃れるしか ありませんでした。
そして この時 長慶は→
自ら国を治めることを決意しました。
「義輝に従う者の領地は
没収する」という→
命令を出し→
幕府の権威を否定したのです。
足利将軍家に頼らず 都を支配した
三好長慶。
戦国最初の天下人が生まれた

瞬間でした。
大阪・高槻市。
32歳になった長慶は→
この地を拠点に
天下の政を始めます。
高槻に 天下人・長慶の器の大きさを示す
史料が伝えられています。
当時 田に引く水をめぐって
村同士が 度々対立。
大きな争いの原因となっていました。

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ikatako117