2019/06/22(土) 16:30〜17:55 スーパーJチャンネル[字]
30万人増やすという方針を
打ち出したんですが
この数字については
どんなふうに
ご覧になってますか?
≫30万人というのは
実は達成可能な数字だと思っていまして
ちょっと甘いんじゃないかと
感じています。
≫それ、どうしてでしょうか?
≫今、中小零細企業は本当に人が欲しいと
思っていますので
30代後半40歳過ぎたぐらいでも
どうぞ
就職してくださいという方が
非常に経営者の中でも
多いんですね。
なので30万人というのは
そこで達成可能で
実は100万人、200万人と
もっと目標を掲げなければいけないと思うんです。
今の30万人は
結局、やりやすい数字で
政権のアピールなのではと。
本当に難しい40代後半ですね。
ここにきちんと
支援していくということが
本当は重要なのに
これが欠けているという点で
評価できないなと
思っています。
≫今、人手不足ですから
30万人は比較的簡単にクリアできる。
本当は
もっと1桁多くなきゃいけない。
それから、40代後半にも
スポットライトを当てないと
駄目だということでしょうかね。
≫そうなんです。
≫改めて今回の政府方針が
主な対象としている人は誰なのかを
ちょっと
見てみたいと思うんですが
こちらにあるように
30代半ばから
40代半ばの方。
全体の中で
非正規が371万人
そして家事・通学・無業者などが
219万人いるんですが
この中から30万人の方を正規雇用にというのが
政府の方針ということなんですが
もっと小林さんの話では
増やさないといけないと。
100万人、200万人の単位で増やすとしたら
小林さん、それを目指すとしたら
どんなことがハードルになるというか
どんなことに
取り組んでいかないといけないと
思われますか?
≫ハードルの1つとして
たとえ正社員が
働いたことがあったとしても
不況期に正社員だった人ですね。
企業のほうにも余裕がないので
きちんと教育をしてこれなかった
ということがあって
スキルを上げられなかったという
背景があるんです。
また、これ非正規ですと
よりスキルを上げられず
あるとき、突然
クビを切られたということで
ブラック企業に
就職してしまった方が
たくさんいますので
裏切られて絶望したという気持ちになっている人が
非常の多いので
より丁寧な支援が必要かと。
≫心身ともに
なかなか前向きになれないというところからの
ケアなんですかね?
≫そうですね。モチベーションどころではなくて
本当に絶望していますので
中にはうつ病になっていたり
体を壊したりという人もいるので
なかなか大変で
でも、その中で再出発ですね。
就職してみて
頑張ってきても
この10年、20年の間で
3年、5年で
切られてしまう
そういったことが
非正規雇用の中には多くて
それが続いてきているので
モチベーションというのは
ダウンしっぱなしなんですね。
≫小林さんこの問題を放っておくと
生活保護費が