2019/06/24(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[デ][字]


予定どおり山開きするというが
山頂までは行けず
登山道復旧の見通しは立っていない。
≫特集は、夢のマイホームを
ある誤算で
ローンが払えなくなり
手放さざるを得ない人が
増えています。
それは、役職定年。
いまや、ひとごとでない


その深刻な実態を追いました。
≫この日、ある家族が
引っ越し作業に追われていた。
父親を手伝うのは
4人の子どもたち。
業者に頼まず

家族だけで作業を行う。
そこには深いわけが。
≫20年前に3000万円で購入した
4LDKの待望のマイホーム。
家族6人で住んでいたのだが住宅ローンの支払いが滞り
出ていかなくては
ならなくなったのだ。
≫理由も分からずに
家を出ていく
高校生の息子と
中学生、小学生の娘たち。
一体なぜ、こんな事態に
なってしまったのか。
原因は
50代の父親が勤める会社の
ある制度だった。
≫役職定年。
定年の年齢が引き上がる一方
ある一定の年齢になるとそれまでの役職から外れ
給料が2割から3割程度下がる
いわゆる役職定年。
男性は窮地に陥った。
≫家を手放すことになった6人家族の運命は?
役職定年で急増する

住宅ローン破綻の
厳しい現実をカメラは捉えた。
東京・渋谷を拠点に全国の物件を扱う不動産会社。
年間5000件もの
住宅ローンに関する相談が
寄せられている。
最近増えている相談はずばり、これだ。
≫相談案件の中には
4200万円で都内にマンションを購入したものの
月80時間分の残業代がゼロに。
月収が15万円以上減り
支払いが困難になった
ケースもあったという。
収入が減っていく現実。
それをなんとか打開しようとしたために
厳しい結果を招くことも。
相談者は、14年前に3150万円で
4LDKの一戸建てを購入した
40代の男性。
≫そう自慢げに話すが
なぜか家具や家族の姿はない。
≫男性は二十歳の長女
12歳の次女
9歳の長男と妻の5人家族。
リビングには家族で力を合わせて
生きていくという思いが
つづられた色紙が飾られていた。
マイホームを購入したとき
中小企業の会社員だった男性。
手取りは月28万円。

給食調理の仕事をしていた妻も同じくらいの収入があり
月11万8000円の
住宅ローンの返済に
全く問題はなかった。
しかし、妻が子育てに追われて仕事を辞め
次第に
生活が苦しくなったという。
そこで…。
≫男性は安定した職を捨て日当で働く建築業の職人に転職。
しかし、現実は厳しかった。
≫20万円以下にまで下がった収入。
住宅ローンどころか
生活費もままならなくなり
家族まで失ってしまった。
ローンの残りは2500万円。
担保割れ状態のため
できるだけ借金を少なくする
任意売却と呼ばれる取引で
売却することになった。
≫しかし、たとえ売れたとしても
男性には500万円ほどの借金が残るという。
この日、自宅の売却を
相談してきたのは
東京近郊の一戸建てに住む
50代前半の男性。
≫男性は
大手衣料品販売会社の責任者。
年収は620万円。
妻と2人の娘のために10年前
3800万円で4LDKの家を