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2019/06/25(火) 04:02〜04:30 ダーウィンが来た!「熱帯のミステリー 踊る!漆黒の人面鳥」[解][字][再]


顔が真っ黒なためこんなふうに見えていたんですね。
ふだんの姿のままでは
こんな真っ黒にはなりません。
というのも こちら クチバシの上に

白い部分があるからです。
踊りの直前 消えました。
いったい どうなっているんでしょう?
最初のおじぎに秘密があるようです。
おや? 何かが動いてますよ。
額の羽を動かして


白い部分を覆い隠すことができるんです。
こんな仕組みまで備えて
全身真っ黒にしていたんですねぇ。
しかも この黒 ただの黒ではないことが
最近の研究でわかってきました。
2018年に発表されたばかりの論文。
カンザシフウチョウの仲間の羽は光の反射率が極端に低く→
99%以上の光を吸収する→
世界で最も黒い羽を持つ鳥の→
一つだったんです。
黒い鳥といえば カラスですが→
比べてみるとカンザシフウチョウのほうが
はるかに濃いですよね。
そこで カンザシフウチョウの黒さが
どれほどすごいのか→
実力を確かめてみることにしました。
茨城県にある この会社ではカンザシフウチョウと ほぼ同じ→
光の99%以上を吸収する物質を
開発しました。
それが こちらです。
レーザー光線を当ててみると…→
光が物質に吸収されて
返ってきません。
今度は重ねてみます。
黒すぎて輪郭が見えないんです。
恐るべき 光の吸収率99%の実力。
いったいどういう仕組みなんでしょうか?
その秘密は
羽毛の特殊な構造にあるといいます。
ずいぶんギザギザと

枝分かれしていますよね。
同じ縮尺のカラスの羽根と比べると
違いは歴然。
とても複雑に
入り組んでいます。
光は 入り組んだ羽毛の間を
繰り返し反射するうちに→
ほとんどが吸収されてしまうため
外に出てきません。
これが 黒さの理由。
タンビカンザシフウチョウのオスはこの特殊な羽毛のおかげで→
究極の黒い体を手に入れていたんです。
その目的は何なのか?
撮影をしながら
嶋田カメラマンは考え続けました。
黒を極めた結果 得られたもの。
それは 突然浮かび上がる この模様のきらめきではないかといいます。
タンビカンザシフウチョウのオスたちは
漆黒の闇を身にまとうことで→
美しい羽をきらめかせて メスの気持ちを
つかもうとしていたのです。
なるほどねえ! 背景を真っ黒にして
美しさを際立たせるとは→
なかなかいい作戦ですな。
ヒゲじい ホントそうですよね。
では 私も!
うわっ 変身した!ハハハッ!
こんなふうに体が真っ黒で
胸元の輝きが派手なオスほど→
モテるというわけですな。

ええ まあ そのとおりなんですが→
実は今回の撮影で ほかにも→
モテるオスと モテないオスの違いが見えてきたんですよ。
ほう それは いったい何ですか?
黄色く光ったあとの動きにご注目ください。うん?
これです。 青い光のようなものが
揺れて見えますよね。
あ~ はいはい はいはい。
どうやら この揺れ方も→
メスの
チェック・ポイントの一つらしいんですよ。
へえ~ それって いったい
どういうことなんでしょうかね?
はい。 青い光の正体は
頭の後ろに生えている羽毛です。
逆立てた時にだけ現れるんです。
ほう ふんふんふん。
踊りの終盤 オスは
首を左右に振っていましたよね。
この時 青い羽毛を逆立てていました。
これを上から見ると 青い光が揺れているように見えるんです。
あ なるほど!
モテるオスと モテないオス首の振り方にどんな違いがあるのか→
実際に比べてみましょう。
左はメスに何度も受け入れられたモテオ君。
そして右は モテナイ君。
メスにつつかれふられていた あのオスです。
あ~ はいはい はいはい。
おっと! モテオ君 いきなり首を大きく振って キレッキレの動き。
かたやモテナイ君 首振りの


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ikatako117

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ikatako117