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2019/06/30(日) 19:32〜20:00 ダーウィンが来た!「世界最大のサンゴ礁 年に一度の大絶景!」[解][字]

ここで 年に一度だけ見られる→
「サマースノー」 夏に降る雪と呼ばれる
奇跡の絶景に迫ります。
それは…
数え切れないほどのサンゴが一斉に卵を産むんです。
大産卵のきっかけは 満月。
グレートバリアリーフではサンゴのほかにも→
多くの生きものたちが
月に導かれて一斉に産卵します。
数万匹のアオウミガメが
小さな島に大集結。
しかし その産卵は命がけ。
血だらけになりながらも次の世代へ 必死に命をつなぎます。
月の力が引き起こす大産卵。
壮大な生きものたちの営みに密着します。
♪♪~
世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ。
面積は 日本列島と
ほぼ同じです。
奇跡の絶景とも言われる
サンゴの大産卵に迫る前に…→
まずは世界自然遺産に登録されている
広大なサンゴ礁を→
たっぷり ご堪能いただきましょう。
案内してくれるのは…
この海の生きものを 20年以上
研究してきた スペシャリストです。
海に入って まず目につくのは
色とりどりの魚たち。
グレートバリアリーフに暮らす魚は


1,500種ほど。
そんな魚たちの よりどころに
なっているのが サンゴ礁です。
さまざまな形のサンゴは
実に 400種以上にもなります。
複雑な構造のサンゴは
魚たちの格好の隠れがになるんです。
まるで石のように見えるサンゴですが
実は とっても小さな動物。
1個体のサンゴの大きさは
わずか数ミリ。
その一つ一つが体のまわりに
石灰質の骨格を作り→
分裂して増えることで
大きなサンゴを形づくっています。
そして こんなふうに触手を伸ばして…→
流れてくるプランクトンなどを捕まえて食べるんです。
さらに
サンゴは動物なのにもかかわらず→
植物のように光合成も行います。
体の中に「褐虫藻」という藻の仲間がいて→
太陽の光で光合成を行い
サンゴに栄養を分け与えてくれるんです。
サンゴの表面に
膜のようなものが見えます。
これは サンゴが出した粘液。
褐虫藻に光が当たるように砂などを粘液で取り除きます。
周りに
カニやエビが集まってきました。
こうした小さな生きものにとって


粘液は食べ物にもなるんです。
サンゴそのものを主食にしている
生きものもいます。
体長1メートルを超える
カンムリブダイ。
大きくて頑丈な歯で
サンゴをガブリ!
(かじる音)
サンゴにとっては迷惑ですが→
ほかの生きものにとって
カンムリブダイは ありがたい存在。
消化されずに排せつされた サンゴの
かけらが 砂として海底にたまり→
多くの生きものたちの
よりどころになるんです。
無数の生きものが
互いに つながり合って→
サンゴ礁の豊かさは形づくられています。
11月。
満月の日が近づいてきました。
いよいよ 年に一度のサンゴの大産卵サマースノーの撮影に挑戦です。
ケリーさんは 生きものたちは
満月に導かれるように→
産卵を始めるのだと言います。
いよいよ 満月の日。
まずは 最初に産卵するという
シャコガイを探しに行きましょう。
見つけました。
世界最大の貝オオシャコガイです。
殻の幅は1メートル以上。

岩に張り付いていて移動することはありません。
この穴は 呼吸のための水の出口。
ここから卵が出てくるというのですが…。
あっ 体が縮み始めました。
そして…。
煙のようなものを吐き出しました。
実は これが オオシャコガイの卵。
ものすごい勢いですねえ。
そして夕方。
ふだんは海底をはっているナマコが

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ikatako117

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