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2019/07/16(火) 00:20〜01:10 プロフェッショナル 仕事の流儀▽腰痛治療いまだ進化せり腰痛専門医・西良浩一[解][字][再]


そして更に 触診で確かめていく。
寺岡さんの腰に負担のかかる体の使い方が

痛みを招いていると見た。
ここで画像を もう一度確認する。
確かに 関節の炎症が示されていた。
最後に 見立てた診断を確定するため
検査を行う。
特殊な薬品を入れた注射針で
患部とおぼしき場所を刺激する。
それによって いつもの痛みが生じれば
そこが患部と確定できるのだ。
いくよ。 これは?
痛みの出どころは腫瘍が疑われた場所ではなかった。
西良は 寺岡さんは「椎間関節炎」だと
結論づけた。
手術をせずに コルセットとリハビリで
治していこうと決めた。
すいません
どうもありがとうございました。
痛みの原因を特定する 西良の力。


それと並び 西良が評価されるのは内視鏡手術の高いスキルだ。
この日 一人の患者の手術を
翌日に控えていた。
68歳の福島秀子さんは
長年 腰痛に悩まされてきた。
去年末からは しばらく立っていると→
こっちでブロックしな。 ブロックしな。
腰が不安で かわいい孫もだっこできない。
更に。
しゃがんだり立ち上がったりを繰り返す
趣味のガーデニングも→
全くできなくなっていた。
検査を受けると 福島さんの腰には4つの異なる症状があった。
その全てを治すには
大きく切開をする手術が必要だった。
日常の家事に加え
92歳の母の介護が始まろうとしている。
更に会社では 課長として
経理の仕事を担っていた。
長期入院を避けるため 西良は
症状の中の二つにターゲットを絞り→
局所麻酔での内視鏡手術を
行うことにした。
だが その際に難題となるのは
「脊柱管狭さく症」という症状への手術だ。
年をとるにつれ 腰の骨は
異常に増殖することがある。
この骨が神経を圧迫し 痛みを引き起こす。
これが脊柱管狭さく症だ。
従来

局所麻酔での脊柱管狭さく症の手術は→
患部が浅い
神経の出口付近に限られていた。
だが 西良は2年前
新たな手術法を編み出した。
患部が奥に位置し
従来は不可能だったケースに有効だ。
それは 内視鏡を入れる場所を
これまで常識だったところよりも→
一つ前の隙間から入れるというもの。
理論上は可能だが最高難度の手さばきが求められる。
この部分から奥に広がっている骨が→
福島さんの神経を圧迫している真犯人だ。
ここからが 西良の技の見せどころ。
(ドリルの音)
神経を圧迫している
この分厚い骨を削るため→
更に奥へと ドリルを進める。
ドリルを動かしている そのすぐ奥には神経がある。
ドリルを決して奥に押さず
手前に引きながら削る繊細な技。
西良は この手術法だけではなく→
これまでに 世界初といわれる治療法をいくつも生み出してきた。
削ること 20分。
これ神経。
神経を圧迫していた骨は
完全に取り除かれた。
神経が圧迫されていないことを示す
拍動が起きた。
傷口は わずか8ミリ。

手術から2時間後。
西良は 福島さんの病室を訪ねた。
手術前は このように姿勢を変えようとすると 痛みが走った。
手術から3週間後。
孫と共に 念願のガーデニングをする福島さんの姿があった。
どうしても無理だった しゃがんだり
立ったりを繰り返すことが→
月に1度 西良さんは東京の
とあるクリニックを訪れる。
え~ ほんとですか? ほんとに?
もう始まってるよ。
海外で リハビリの
一つとして生まれた…
ここは それを
日本で先駆的に取り入れた診療所だ。
西良さんは
ここで診療活動をするかたわら→
自身もピラティスを学ぶ。
こっから開きながら…。足が痛い。 これはきつい。
西良さんは 自分が知らなかった分野にも

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