2019/07/22(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
してもいいかもしれませんね。
渡辺≫それと、特に
10代、20代、30代まで
無党派ですね。
出口調査の結果ですが
3割近くが自民党に入れている。
若い世代は自民党に入れて
そして年配の方になるに
したがって自民党の数が減って
野党が増えていくという
この傾向を
伊藤さん
どう見ていらっしゃいますか。
伊藤≫かつてと逆転現象が
起きてるんですけど若い人たちは安定というものを
非常に重視しているのかなと。
もっと厳しい言葉でいうとリスク回避というんですかね。
リスクを犯すことを
回避するというのが
あるんだろうと。
それからもう1つは就職環境がかなり改善されていることも
ある程度、きいてくるのかなと。
一方、高齢の方の場合は
二分化できると思うのは
1つは今後の生活に対する
不安感というものを
持っている人たちが
1つあって、もう1つは
それなりに安定している人だからこそ
冒険して、むしろ
与党に入れるより野党に入れて
与党にお灸をすえてやろう
というふうに思う方が
あるのかなと。そんな解釈を
してるんですけどね。
渡辺≫それと当然これからの
大きな争点となってくるのが
憲法改正問題ですが
改憲勢力は3分の2を割りました。
ただ、安倍総理は
このことを選挙戦を通じて
ずっと訴えていて
議論をしていくんだということに
注視していたわけですが
憲法改正への道の行方を伊藤さん
どうお考えでしょうか。
164までいかなかったんですが
公明、それから
いわゆる改憲勢力といわれている
国民の中にいるところへ
安倍総理、相当、秋波を
送っていますね。
伊藤≫改憲勢力という言い方が
本当に正しいのかどうか
疑ってかかったほうが
いいと思うんですね。
公明党は特に9条を含めた今の改憲4項目に対して
極めて慎重な姿勢ですから直ちに
自民党と歩調を合わせることは
まず考えられない。
維新は大体歩調を合わせていくんでしょう。
その場合、国民民主党が
ちょっと内部的に見ると
むしろ改憲に
極めて積極的な人たちが
結構、多いんですよね。
そこに対して安倍総理は秋波を送っていると。
ただ、政治テクニックから言うと
それを表立って
言ってしまうというのは
果たしてどうなのかなという印象もありますけどね。
渡辺≫ホルムズ海峡での
いわゆるアメリカがいっている
問題というのが
現実的に憲法に抵触してくる
話が、現実的に
具体的なテーマとして
起こり得るわけですよね。
ここどうしていくんでしょうね。野党もそうだし
それから与党もそうです。
伊藤≫考えられることはいくつかあるんですが
安倍総理は
4項目にどこまでこだわるのかということですね。
ほかの政党が
議論に乗ってくるようなテーマに
切り替えるということも1つ
考えられるだろうし。
もう1つは、もし仮に、国会で
発議がなったとしても
国民投票がありますから。
この国民投票で否決されるとなると
政権は終わりになりますので。
その辺を横にらみしながら
議論を進めていく。
だから、あまり強引なことは
できないのではないかなという
気はしますね。
渡辺≫安倍政権が今後
どういう政権運営をしていくのか
それから野党は