7分の1となるわけですが
山内さんは、まさに
このアンバランスさも
今回の騒動の発端となりました
闇営業に関わっているんじゃないかと
指摘しているわけですね。
山内≫吉本興業さんの所属タレント6000人という
数字を
細かく見ていきますと皆さん、それぞれが
マネジメント契約をされている
ということなんですよね。
吉本興業さんは
ほかの芸能事務所さんとは
非常に成り立ちが違うんですが。
やっぱり個人で自分の芸を磨いて
自分でプロデュースして
そして、吉本興業さんの場合は
活躍の場を
あくまでも舞台として与えると。
あくまでも売れっ子になって
活躍していくというのは
本人たちの努力によるもの
力によるものっていう
もともとの性格があって。
ほかの事務所さんであれば俳優さんだとか歌手の方であれば
一般的には事務所が
いわゆる宣伝だとか
マネジメント、育成
全て面倒を見るところがありますが
吉本さんの場合は所属タレントは
それぞれ
自分で自活していかなければ
ならないというのが
そもそもの土台として
あるんですよね。
菅原≫つまり、それが
興行会社スタイルだということなんです。
これがほかの事務所とは
決定的に違うと。
山内≫文字どおり、吉本興業は
もともとが、興行会社としての
成り立ちがあるというのが。
今は、こうした形で
タレントさんと
所属事務所さんの間で
マネジメント契約を
結んでいますけれども
あくまでも
興行をやってきたということで
自分の努力次第というか
そういう考えのもとで、活躍の度合いが変わってくるという。
渡辺≫それは、一人ひとりが
所属した場合に
一人ひとりと契約書が
取り交わされるとかそういうことではないんですか?
山内≫いわゆる
諾成契約という形で
口頭での
契約というのがあるんですが
書面での契約はされてない。
ですから力のある
売れっ子芸人さんになると
どんどんテレビに出るとか
そういうことはできますけれども
なかなか、舞台で結果を出すのは
非常に難しい話ですから
この6000人の中から
本当にひと握りの芸人さんが
上に上がってきて
テレビに出演するっていう
構造はありますね。
久冨≫会社があまり
PRしてくれないと
あんまり、まだ実力がない人は
自分でどうにかしなきゃというので闇営業に
つながってしまう
ということですか。
山内≫チャンスはやっぱり
しっかりとした舞台が
用意されていますから
ここで自分を売り出すというところが
まず1つ関門になるので。
そこから出て行かなければならないと。
当然、なかなかお仕事がない
ギャラも少ないとなると
自分で活路を見出す
というところが必要になるので。
そこら辺がやはり問題の温床が
あるのかなと推察されますね。
菅原≫そして、更に
紐解いていくと
闇営業の背景には
安いギャラがあるのではと。
吉本に所属している
キートンさんは
このようにつぶやきました。
私が海外におよそ1週間行ったあの仕事。
吉本は2万円で引き受けたのか!
という皮肉を込めた
つぶやきをしました。