更に、コンビ芸人
キンボシの西田さんは
1回の仕事のギャラが1円だったと。
明細書の画像も含めて
ツイッターでつぶやいたということがあったんですね。
実際に、岡本社長も
おとといの会見の中で
ギャラについて
触れています。確かに、イベントに出て
300円ということもあると
認めているわけなんですが
ただ、今回、謹慎を受けている
11人の中に
それくらいギャラが低い人が
いるのかというと
そうではない。あくまで
名前が伝わっているような
有名な人が
呼ばれただけなんだと。
つまり闇営業の問題と
安いギャラとの問題は
別で考えたほうがいい
ということなんでしょうかね。
山内≫そうですね。やはり今回の
宮迫さんと亮さんというのは
もう一線で活躍されている
芸人さんですよね。
そういう意味では
信頼している方に
仲介をされて、行ったと。
本当に、そこが
闇とつながっているということは
分からなかったというふうに
我々信じたいところですけどね。
渡辺≫さて、先ほどVTRでもご紹介しましたが
今回、大臣であるとか
大阪市長であるとか
いわゆる行政も
コメントし始めている。
これは、吉本興業が
政府などが関わる
公的な事業に
積極的に関わっている部分が
あるからなんです。
例えば、2つ挙げたんですが1つ目はクールジャパン機構
つまりクールジャパンというのは
今よく言われますが
クールだぜ
格好いいぜという意味で
つまり、海外に漫画であるとか
アニメであるとか
ファッションであるとか
日本のよさを発信しようという
クールジャパン全体の日本文化を
どうやって世界に発信していくかという
機構があるんですね。
政府は、こうした文化を発信するための
機構に721億円
出資しているわけですね。
その機構が手がける事業のうち
3つに
吉本興業が出資している。
つまり、事業パートナーとして活動しているという側面がある。
もう1つは
2025年に開催される
大阪万博で
吉本興業は企業誘致の段階から
協力していて
今、オフィシャルパートナーとなっているわけです。
ですから、公的側面が
非常に強くなっている
企業体になっている
ということから
だからこそ、そもそも
所属しているタレントの皆さんが
反社会勢力との関わりが疑われる
謝礼をもらったということを
クリアにしていかなきゃ
いけないという
こういう側面が
やっぱり、現代の吉本興業が置かれている
立場の中に大きく色濃く
出てきているわけですね。
これ、山内さん
どうお考えですか?
山内≫渡辺さんが
おっしゃるように
そもそも今回の問題は
やっぱり闇営業で一部のタレントさんに
お金が流れていたという問題。
原点に立ち返ると
そこなんですね。
確かに宮迫さんの会見では
会社の体質だとかパワハラが
あったんじゃないかとか
そういった問題が
広がってはいるんですけれども。
もとをたどれば
やはり、闇営業をやっていた芸能人さんたちの
管理が会社として企業として