2019/07/25(木) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
分かりますね。
そして、「M‐1グランプリ」を
はじめとしました
お笑いのショーレースも
今、たくさん
行われていますよね。
中には4000組以上も
参加する大会も
あるということですが
事務所に所属する
お笑い芸人さん以外
どんどん間口が
広くなっていきます。
そうすると社会にお笑いが
浸透していくわけですが
顕著な例が芸人用語。
かぶるとか、ひくとかさむいとか
つまんないという意味で
さむいと言いますけども。西条≫ボケとかツッコミとかも
芸人用語ですからね。
それを普通に
ちゃんとツッコんでよとか
言うようになりました。
渡辺≫西条先生の文章を
読んでいたら
昔は演芸といわれていた
世界があった。
それが、お笑いという表現に
変わる文化になった。
ここは大きな違いが
あるということを
お書きになって
いらっしゃるんですが。
西条≫それも、この流れだと
思うんですよね。
もともと吉本は
寄席だったんですけども
演芸の
お笑いのイメージといいますか
演芸よりもお笑いという
イメージが強くなって
お笑い芸人になりたいという
若手が増えた。
菅原≫こうして、どんどん
お笑いが身近になってきますと
それを目指す若者が
増えてきますから
その受け皿となる
事務所も増えてくるわけですが吉本興業とほかの事務所とは
一体何が違うのか
見ていきますけど
やはり一番分かりやすい例は
全国12か所に専用の劇場があると。
やっぱり
これは大きいようですね。
西条≫もともと吉本さんは
明治45年に
寄席経営から
スタートしていますから
それは、ほかの音楽の
プロダクションから
お笑い部門を
やるようになったところとは
大きく違いますよね。
劇場を持っている
プロダクションは
ほかにないですから
月に1回のライブを
目指すということが
多いわけですが
吉本さんの場合は劇場がいっぱいあって
毎日、舞台に立てる
チャンスがある。
でも、チャンスが多いわけで
舞台に立って生のお客さんを
相手にすることで
芸が磨かれる。
見てくれる人もいるってことで
チャンスが増えるわけですね。
渡辺≫そこまではいわゆる
功罪と言う言葉を使うのであれば
功の部分ですね。
西条≫吉本さん独特のメリットですよね。
ただ、チャンスが多い分
会社にとっては非常に
コストがかかってしまうという
側面もあるわけですね。
西条≫劇場を維持するには
いろんなコストが
かかりますよね。
菅原≫スタッフたくさんいらっしゃいますからね。
照明さんだったり。
西条≫それはほかのプロダクションと
一番違うところですよね。
菅原≫そうなってくると
しわ寄せを受けるのが
芸人さんたちになると。
西条≫芸人さんの劇場の
ギャラというのは
先ほど2000円という