2019/07/26(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
巧妙に現代社会に溶け込み
吉本興業も見抜けなかった
反社会的勢力。
そのつながりを根絶するには
どうすればいいのか。
一連の吉本の問題をきっかけに
問い合わせが殺到しているとあるシステムがあった。
≫今、さまざまな企業が
注目しているのが
東京・杉並区の会社が開発した
日本最大級の
反社会的勢力のデータベース
いわば反社あぶり出しシステムだ。
≫インターネットで
検索するように
反社会的勢力か調べたい人物の
名前や年齢などを入力すると
新聞記事やネット上にある
情報などを集約した
データベースの中から
関連する記事などが
一覧で表示される。
怪しい情報があったら
更に調査を依頼し
専門のスタッフが
現地調査をするなどして
反社会的勢力かどうかを
調べるという。
渡辺≫再び元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんですが
佐々木さん、市民社会に潜む
反社会的勢力が
個人や、あるいは企業に
どうやって忍び寄ってくるのか
どうやって近づいてくるのか。
どんな手口で
近寄ってくるんですか?
佐々木≫今、暴対法と条例の強化によって
暴力団、反社の収入源というのが
かなり取るのが難しくなっていますので
かなり反社、暴力団も
いろいろな工夫というか
駆使してやっているんですね。
まず1つが
ヤクザに見えない
本当のサラリーマンみたいな方
分かりやすくいうと
インテリヤクザと
いうんですけれども。
こういう人が反社と暴力団の仲介に入って
その仕事を持ちかける
収入源を得るという仕事を
している方もいるんですね。
もう1つが今、SNSを暴力団、反社も
かなり駆使していまして。
まず、SNSでイベントを開いて
人を集めるんですね。
人を集めて、そこである程度パーティー、資金を使って
好奇心旺盛で欲求が深い大学生に
またそこに詐欺受け子の仕事だったり
売人のバイトをさせたりなどして
こういった形で地下に地下に隠れるように
暴力団は収入源を得ていますので
本当に、判断するのはかなり難しいところに
なっているのかなと思いますね。
渡辺≫私たちが気をつけるべき点は
どこにあるんでしょうか。
どうやってそれを見分ければいいんですか?
佐々木≫まずは
これから契約する仕事を
一緒にするという方に関しては
今、警察でその情報提供もできますので
この方が反社なのか
暴力団の登録になっているのか
フロント企業なのかということで
各都道府県の担当課に
照会をすることで
回答するところもありますので。
渡辺≫警察が
それをやってくれるんですか。
佐々木≫はい。
インターネットで
調べていただいて
回答する組織がありますので
そういったことを
駆使していただいて
まず、反社、暴力団との契約を
一切、遮断してもらう。
実際、そこでまた綿密に
連絡を取っていたり密接に、暴力団と知りながら
一緒に仕事をしていくと
今度はその方が
暴力団の密接関係者ということで
警察に把握されるとまたそこで仕事に
支障をきたすことがあるので
そこに本当に注意しながら
仕事をしていかなきゃ
いけないのかなと思いますね。
林≫道で
あんた、犯人に似てるねと
声をかけられ、出頭しました。