2019/07/26(金) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


現在は空き家となった実家を片付けるのは
諸井絹代さん、58歳。
≫田園風景が残る埼玉県入間市。
築62年の、この家。
諸井さんは結婚するまでの27年間
両親と弟の4人で暮らしていた。
ところが…。
15年前に、弟が他界し
12年前には父・睦男さんが他界。
おととしには


大好きだった母・律子さんも
がんで他界し
現在は近所で暮らしている。
≫ここは、家族が
一番多くの時間を過ごした
最も思い入れのある部屋。

そこに…。
≫当時の様子が記録された
カセットテープ。
≫家族との思い出の家を
残したい。
しかし、空き家の管理を
続けていては仕事もできず
新たな人生を踏み出せない。
諸井さんは解体を決断したのだ。
だが…。
≫思い出が詰まった築62年の実家を
たった1人で管理してきた
諸井絹代さん、58歳。
諸井さんが相談したのは
解体業者の日本エコジニア。
空き家問題が
クローズアップされる中
解体の依頼件数は
年々、増加傾向にあるという。
≫依頼者の本当の気持ちは
どこにあるのか。
代表の渋谷さんは
何度も家を訪問し
5か月にわたって

相談に応じてきた。
≫解体初日、やってきたのは
7人の作業員と1台の重機。
今回の作業は、うっそうと茂った
庭の植木の伐採と
およそ200平米の
家屋の解体だ。
≫手入れに苦労し続けてきた
庭の植木が
次々と伐採されていく。
≫重機によって壊されていく。
解体という決断をした諸井さんは
じっと作業を見つめていた。
解体3日目。
この日、諸井さんは孫と一緒に現場へ。
すると、ある感情が
あふれることとなる。
母や家族との思い出の場所が
次々と取り壊されてゆく中
庭には
1本だけ残された松の木が。
≫実は、この松の木は
母・律子さんが自身の結婚記念に植えたもの。
2年前、病に倒れた母が
人生の最期を迎える直前まで大切にしていたという。
≫そして…。
長年、母が愛した松の木が今、最期のときを迎えた。
≫それを聞いた諸井さん。
≫次々と、思い出が詰まった家が壊されていく。
そして迎えた、解体9日目。

≫最後に残ったのは家族4人で歌を歌った
最も思い入れがある
あの部屋だ。
≫家族と過ごした
かつての我が家との別れ。
しかし、諸井さんの目に
もう涙はなかった。
解体作業は
11日間で無事に終了。
費用は、およそ300万円。
62年の歴史に幕を閉じた。
≫決して
思い出を捨てたわけではない。
当番組は同時入力の為、誤字脱字
が発生する場合があります。
林≫ここからは世界水泳です。
昨日は瀬戸選手の金メダルすごかったですね。
今日はどうでしょう?
松岡さん、寺川さん。
松岡≫林さん、すばらしかった。
やはりキャプテンの金で
がらっと
雰囲気が変わりましたね。
寺川≫金メダリストのパパに
なりましたね。
しかも今回の世界水泳は
金メダル獲得で
来年の東京オリンピックの代表に
内定するので
≫瀬戸大也は3レーンです。