背景として指摘されているのが、
手当とノルマです。
かんぽ生命では、
新しい契約の獲得にノルマがあり、
獲得できれば、
郵便局員に手当が支給されます。
しかし、
営業の実績も手当も、半分に減っ
てしまいます。
このため、
契約の乗り換えを新規契約に見せかける不適切な販売が行われてい
た可能性が出ています。
手当などが半分に減る具体的な例
の一つは、古い契約を解約してか
ら3か月以内に、新しい契約をし
た場合です。
この場合、郵便局員が営業実績や
手当が減るのを避けるために、
新しい契約への加入を遅らせていた可能性が指摘されています。
すべて不適切かどうかは確認され
ていませんが、
古い保険の解約から新しい保険の
契約まで、4か月から6か月の間、
顧客が無保険の状態になっていた
ケースが、
平成28年4月から去年12月ま
でに、
4万7000件確認されています。
郵便局の関係者からは、
こうした新規契約のノルマが厳し
すぎるという声が出ています。
背景には、日本郵政グループの構
造的な課題も指摘されています。
法律上、
全国一律で維持していくことが義務づけられている郵便や金融のサ
ービス。
しかし、郵便事業は厳しい収益環
境にあります。
このため、かんぽ生命などの金融
2社が、郵便事業を支える構図に
なっています。
保険の場合、かんぽ生命と日本郵
便が、
1年間の販売目標を決め、全国の
支社を通じて、
個別の郵便局や局員に割りふって
います。
そのノルマは常に高く、
達成に向けた郵便局内のプレッシャーも強いといいます。
このノルマ、今年度は廃止され、
来年度以降、
抜本的に見直す方向で検討が進め
られています。
競泳の世界選手権から、瀬戸大也
選手が帰国しました。
2種目を制して、オリンピック代
表に内定した瀬戸選手。
決意を新たにしていました。
>>空港に到着した代表チーム。
瀬戸選手にはひときわ大きな声援
が送られました。
今大会3つのメダルを獲得した瀬
戸選手。
その感想は。
>>世界選手権通算4つの金メダル獲得は、
北島康介さんを超えて、競泳の日
本選手最多。
結果を残した自信を胸に、
開幕まで1年を切ったオリンピックに向けたイメージ作りはすでに
始まっています。
>>来年の東京オリンピックの新競技、スケートボードです。
その世界最高峰の国際大会で、
20歳の堀米雄斗選手が優勝しました。
>>オリンピック出場へのポイン
トを獲得できる重要な大会、
スケートボードのストリートは、
堀米、まずは45秒間滑って技を何度も繰り出すラン。
難しい技を次々と成功させます。
そして一発の大技を競うベストトリック。
ジャンプしながら背中を向け、2
70度回転。
進行方向が見えない体勢で、板の
先端でレールを滑り降りました。
堀米は優勝。
オリンピック出場への重要な大会
で、技術の高さを見せました。
>>中国政府の担当部門は、香港で若者らの抗議活動が始まって以
来、初めてとなる記者会見を開き、
過激な行動を厳しく非難しました。
>>香港では、
巡って、大規模な抗議活動が続いています。
こうした中、中国政府で香港を担
当する、香港マカオ事務弁公室は、
楊光報道官が過激な行動を厳しく
非難しました。
>>中国政府は、
ことし10月に建国70年を迎えることから、
社会の安定を優先させるとともに、
共産党への支持をつなぎ止めたい考えですが、一連の問題への対応
を間違えれば、かえって求心力が