畑や漁協事務所前など
島内の数か所に
置かれていたという。
林≫開店しても1年後には
その半数が消えていくといわれる
ラーメン激戦区、東京。
この夏、福島で人気のラーメン店が
果敢に挑戦。
人生をかけた勝負の行方は…。
≫夏本番でも、熱いラーメンを
すするお客でいっぱい。
車でやってきた
こちらの女性は…。
≫なんと車を走らせること
2時間かけて来店。
この人気のラーメン店は
福島県二本松市にある
麺処 若武者だ。
この店を営む山本一平さんが生み出した
自慢のラーメンが…。
≫三つ葉と赤タマネギが印象的な濃厚福島鶏白湯だ。
≫麺は、食物繊維が豊富と評判の
福島は会津産の小麦粉を原材料にした特製。
そして濃厚な白湯スープは…。
≫鶏は鶏でもただの鶏ではない。
福島が誇るブランド鶏
会津地鶏、川俣シャモ伊達鶏の3種類を
丸ごと8時間以上煮込んで
作ったスープだ。
≫なんと、アメリカの
おいしいラーメン決定戦で
グランプリを獲得。
その勢いに乗ってついに東京進出へ。
ところが…。
≫まだ癒えない東京で傷ついた過去が。
そして妻は…。
≫見えない将来への不安。
しかし、山本さんには
東京進出にかける
秘密の一杯があった。
≫福島のブランド鶏を3種類使ったスープが絶品の
濃厚福島鶏白湯。
このラーメンを引っさげ山本一平さんが出店するのは
人情の街、浅草。
≫店の周りだけでもおよそ20軒のラーメン店が
しのぎを削る激戦区だ。
≫大都会、東京の浅草から海外に向けて
福島のラーメンを発信したい。
ところが…。
≫福島県二本松市。
開店まで2週間となったこの日
山本さんは故郷に戻ってきた。
≫2歳になる息子・奏介君と
高校の同級生だった
妻・美里さんとの3人暮らしだ。
≫初めて東京に進出することを
聞いたとき、美里さんは…。
≫実際にかかった開店費用
1200万円は銀行からの融資。
美里さんには
知らせていなかった。
≫夫の一本気な性格は
理解している。
しかし美里さんは、福島の店の
経理を任されているため
夫と一緒に
上京することができない。
≫福島で待つ家族のためにも
東京進出を成功させなければ…。
オープンまで、あと10日。
本店は平日夜7時半に閉店するため
スープ作りは毎朝1回。
しかし、浅草店は深夜4時まで営業するので…。
≫朝だけではなく、昼の営業中に
夜用のスープを作る
まさにフル回転。
実は、山本さんの東京暮らしは2度目。
専門学校を卒業後
ひと旗揚げようと
料理店に勤めていたが…。
≫店での人間関係に悩み
28歳のときに
東京を離れることに。
それが、ずっと心の傷として
残っていた。
≫その挫折をばねにして
10年前に若武者を開店。
いつしか、地元・福島では
その名が知られるようになっていった。
しかし
ようやく軌道に乗ったころに
あの東日本大震災。
≫店の建物自体も被害を受けたうえ
風評被害で遠のく客足。
≫そこで、同じ悩みを抱えていた福島の畜産農家を回り
一緒に復興を呼びかけた。
そんな思いで生まれたのが濃厚福島鶏白湯だった。
オープン前日、男性4人の
グループが店を訪ねてきた。
この忙しいときにやってきた