ぬれたタオル。
湿度を上げることで、健康を
維持していると自信満々だ。
しかし…。
≫高温多湿の環境が
熱中症を引き起こしやすく
なることを説明。
≫そこで血圧を測ってみると
大谷医師の表情に変化が。
≫体の水分が不足すると
血流量が減り
血圧が下がってしまう。
すると…。
≫胸の上の皮膚をつまんでみると
水分が足りているか否か簡単に分かるそうだ。
茂木さんの皮膚に触れ
もう１つ気になったのが…。
≫血液の塩分濃度が下がると
低ナトリウム血症を起こし
筋肉のひきつりや、けいれんが
起きやすくなるという。
茂木さんの場合
まずは濡れタオルを外し
エアコンと扇風機を上手に使って
室温を２７度程度に保つこと。
また、入浴を心がけ
汗をかく習慣を
身につけるように助言した。
≫誤った思い込みが招く熱中症の危険。
クリニックにやってきた患者は
まさにその体験者だった。
≫９０歳の武井幸子さんは
今年、熱中症で救急搬送。
その現場にいたのが
一緒に暮らしている
孫の愛子さんだった。
≫それは、長梅雨が続く６月２５日。
最高気温は２７度で
さほど暑さを感じない日だった。
朝、洗い物をしていると
突然、ズキズキと脈打つような頭痛が起きた。
≫まさか熱中症とは思わず
お昼ごろ、近所まで買い物に。
すると…。
≫帰宅すると治まったのでそのまま放置。
特に水分を補給しようとは
思わなかった。
ところが、午後９時
孫の愛子さんが
仕事から帰宅すると…。
≫呼吸困難で意識が混濁し病院へ救急搬送。
脱水による熱中症と診断された。
しかし、武井さんが外出したのはわずかの間。
最高気温は
２７度の日だったのに、なぜ？
≫実は、前日に比べ
気温は一気に６度も上昇。
急に暑くなり、外出前から
軽い熱中症を起こしていたと考えられる。
≫思い込みは禁物。
エアコンを稼働させていても
熱中症は
忍び寄ってくることがある。
埼玉県熊谷市のアパートで
１人暮らしをしている
８８歳の小野よし子さんは
人一倍熱中症に気を使っていた。
≫熱中症対策は
エアコンをつけたり消したりして室温を調節。
しかし…。
≫正しいと思い込んでいた熱中症対策に
思わぬ落とし穴があった。
≫血圧の最高値が８０まで下がることが。
実は、小野さんには
思い当たる節があった。
≫血圧の低下は
軽度の脱水が原因と指摘。
しかも…。
≫小野さんは、水分や塩分を
どうやって
補給しているのだろうか？
≫しかし、その量は
コーヒーと合わせて
１日に０．８リットル程度で
かなりの水分不足。
しかも、コーヒーに含まれている
カフェインには
利尿作用があり
脱水になるリスクも。
≫果物には、カルシウムなど
ミネラルが含まれているが
塩分は含んでいない。
そこで…。
≫昔から伝わる日本人の知恵。
≫大谷医師は、ほかの果物にも塩をかけるようにアドバイス。
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