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そんな川上さんが
今 大注目している場所があります。
東京都心から南におよそ1,300キロ。
小笠原諸島の小さな島…
挑んだのは10人の研究者たち。
川上さんをはじめ→
各分野のスペシャリストです。
実は島には人と同じような「一生」があります。
経験を積んだ大人
といったところでしょうか。
南硫黄島は
誕生からおよそ3万年の「小学生」。
重要な時期なんです。
3日間にも及ぶ航海の末 ついに南硫黄島に到着しました。
周囲はどこを見ても
切り立った崖ばかり。
目の前にそびえるのは
高さ100mを超える 断崖絶壁!
ほかの研究者たちも続きますが…。
かなり苦労されていますね~。
これで一安心。
と 思いきや…。
来た! 来た!
うわっ! 危ねっ!うわっ やべやべ… やべやべやべ!
落石をやり過ごして進もうとしても
この崩れやすい足元。
南硫黄島の直径は わずか2キロ。
もし都心にあれば こんな感じ。
この鳥は ふだん→
この島の大切さが うかがえます。
ということは
南硫黄島で生まれた証しです。
川上さん やりました!
準備しているのは ドローンです。
特別な許可を得て改造し→
人が近づけない場所は 上空からこのドローンで徹底調査する作戦です。
点々と 白いものを見つけました。
その名のとおり赤い足がチャームポイントの海鳥です。
なんか鳥の表情が見えちゃいそうだね。
新たな命を育んでいたんです。
いや~ 川上先生。
次々とすごい発見 お見事ですなあ。
え~ でも先生 ちょっと待った!
(川上)実は…
(ヒゲじい)それとネズミと
何か 関係あるんですか?
(ヒゲじい)
は~ なるほど。 そういうことですか。
(川上)いまだかつて 人間の影響が
ほとんどなかったからこそ→
海鳥にとっても
非常に貴重な島だ ということが→
は~ なるほどね~。
全く そのとおりですね。
ハイハイ いやいや先生。
ありがとうございました!
どうもありがとうございます。
第2章は 佳境を迎える調査で→
不思議な生物を続々発見!
史上初の全島調査が行われた 南硫黄島。
ほとんどの人が クライミングの初心者。
ふだんの研究調査とは大違いです。
川上さんも頑張ってますね。
島に人の手で生きものを持ち込まないよう徹底したんです。
植物の種や虫はもちろん
細かいホコリまで 拭き取ります。
そして 別の人がチェック。
調査は こんな万全の準備を尽くして行われていたんですね!
これまで南硫黄島で
確認された生きものは 400種。
まさに 今ここで→
独自の進化を始めている生きものたちです。
小笠原諸島の固有種です。
まだ若いコウモリ。
南硫黄島のコウモリの歯は→
オオコウモリの好物は熟した果物です。
歯がすり減るようなんです。
やがて 別のコウモリに進化するのかもしれません。
そこで種が根づくのは至難の業です。
生息場所を広げていると考えられるんです。
思い出してください。
さらに鳥は 島の外時に数千キロのかなたから→
わずか2mmのカタツムリです。
通称「コダマ」と呼ばれるコダマキバサナギガイ。
透き通った貝殻 きれいですね~!
環境ごとに生き方を変えていたんです。
コダマの祖先は
海鳥によって運ばれてきたといいます。
千葉さんが調べたところ→
島に運ばれてきたのは2万年ほど前だと考えています。
それから今までの間に 5つもの形に変化。
小さな島で思いをはせずにはいられない→
今回 見つけることができた
数々の貴重な生きものたち。
♪♪~
♪♪~
俺たちの居場所 取られちゃってさ
立場がないよ!
ホント あいつら ずうずうしいったら!