2019/08/14(水) 16:25〜16:55 ダーウィンが来た!選「密着!南極の生きもの大調査」[解][字]


今はアデリーペンギンの繁殖の季節。
親鳥は 足と おなかで

包み込むようにして卵を温めます。
大きさは15cmほど。
1羽が 別の1羽に近づいていくと→
ヒナを預けました。
この2羽は夫婦。 アデリーペンギンは夫婦が共同で子育てをするんです。
ヒナのために
食べ物を探しに行くんです。
ペンギンたちは
氷に覆われた南極の海の中で→
國分さんたちは
その様子を詳しく調べようとしています。
ペンギンの行動を探る方法が こちら。
小型のカメラやGPS装置を取り付け→
ペンギン自身に
行動を記録してもらおうというのです。
では ペンギンさん 行ってらっしゃい!
こちらが ペンギンにつけたカメラの映像。
仲間たちと一緒に


沖へ沖へと進んでいきます。
しばらくすると… 何か捕まえました。
氷の下に隠れていた魚を 見事ゲット!
ちなみに これは 泳ぐ速度を測る計測器。
魚に悟られないよう真下から襲いかかっています。
どこに魚が隠れているのか
ちゃんと わかっているんですね。
おっ また獲物を見つけました。
オキアミのようです。
カメラは不思議な行動もとらえました。
頭を小刻みに振っていますね。
氷の下にくっついたオキアミを
猛スピードで泳ぎながら→
次々に捕まえているんです。
こうして およそ1週間→
ペンギンたちの行動を
詳しく調べていきました。
こちらは GPSのデータ。
今回は 過去の調査と比べて移動範囲がとても広く→
最大で 300キロ以上も離れた場所に→
狩りに出かけていることがわかりました。
実は例年
海は びっしりと氷に覆われるため→
海に潜る場所を探すのも一苦労。
獲物を探せる範囲も限られていました。
しかし この年は 海の氷が少なく
どこからでも自由に出入りができました。
その分 移動範囲が広くなったんです。
氷が少なかった詳しい理由はわかっていませんが→
ペンギンの暮らしを調べることは

地球の環境変化を知ることにつながると→
國分さんは言います。
こちらでは 親鳥が 食べ物探しから続々と帰ってきました。
いちもくさんで巣に戻ると
パートナーに首を振り始めました。
こうやって鳴き交わし
お互いの確認をしているんだそうです。
ヒナが親鳥の口先をつついています。
すると親鳥は口を開けてヒナに食べ物を与えます。
こうして おなかにためて運んできた
食べ物を与えるんです。
調査では ヒナに起きている変化も
明らかになりました。
親鳥は たくさんの獲物を
とることができました。
そのため…
一見 良いことのようにも思えますが→
今後どんな影響があるのか。
國分さんは慎重に見守りたいと言います。
ヒナを狙う強敵もいます。
トウゾクカモメです。
親鳥の隙を見ては
しつこく狙ってくるんです。
この時期 半数ほどの卵やヒナが
犠牲になるといいます。
こちらでも トウゾクカモメが接近。
しかし 親鳥が追い払いました。
胸を突き出し 猛突進!
さすがのけんまくにトウゾクカモメも逃げ出しました。
ヒナが巣立つまでの およそ1か月

親鳥は必死にヒナを守り続けます。
あれれ こちらでは
ペンギンたちが水面でパチャパチャ。
体の汚れを落としているんです。
子育ての合間の休息の時間なのかもしれませんね。
第2章は 日本の観測隊が
発見した 幻の湖に潜入!
地球最後の秘境と言われる南極大陸。
この真っ白な大地の下には→
とっても貴重な
あるお宝が眠っています。
そのお宝があるのは 昭和基地から
およそ1,000キロ先にある観測拠点→
ドームふじ。
今回 隊員の小林さんにカメラを渡し→
宝探しの様子を
撮影してきてもらいました。
移動に使うのは5台の雪上車。
橇で引いているのは 燃料などの荷物。
うわ すごい数!