すっかり水没してしまいました。
こちらは道路が波打つように
割れてしまいました。
大雨で地盤が緩んだところに
土砂崩れも発生。
電柱も巻き込まれ
傾いています。
長崎道や九州道などの
高速道路でも
斜面が崩れるなどしたため
通行止めになっています。
九州北部に甚大な被害を
もたらした今回の大雨。
≫被害に遭った方もいます。
山崎≫ピンク色の車体が見えます。
乗用車が
水に浸かってしまっていますね。
よく見ると、助手席側のドアが
開いています。
≫車が沈む瞬間を
目撃した人は…。
≫水没した車の中から
70代の女性が救出されましたが
心肺停止の状態です。
そして、2人の方が亡くなりました。
佐賀県武雄市では
流された車から50代の男性が意識不明の状態で
発見されましたが
その後、死亡が確認されました。
福島県八女市では午前8時過ぎ
流れている車から脱出して泳いでいる男性が
見えなくなったと
消防に通報がありました。
その後、84歳の男性が
心肺停止の状態で
発見され、搬送先の病院で
死亡が確認されました。
午後3時現在
福岡、佐賀、長崎の3県で
87万人以上に
避難指示が出ています。
被害が
どこまで広がっているのか
全貌が明らかになるのは
まだまだこれからです。
渡辺≫この大雨の現状と
今後について
気象予報士、今村さんと
お伝えしていきます。
今村≫まず、降り始めからの
雨量をご覧いただきたいんですが
九州北部で多くなっていまして
長崎の平戸で500ミリ超え
佐賀では
400ミリを超えています。
これ、24時間で
平年の2か月分ぐらい
降ったことに相当して
まさに、この地域では
過去に経験したことのない
集中豪雨となりました。
渡辺≫では
佐賀県内から中継です。
小城市牛津町では
道路が冠水するなどの
被害が出て
市民生活に影響が出ております。
現場に山崎弘喜アナウンサーが
行っています。
山崎≫今、まさに
乗り捨てられていた乗用車が
レッカーで移動されようと
している状況です。
つい先ほど、画面奥側から
およそ10人ほどが
救急隊に連れられて
恐らく救急車で
運ばれるものと思われます。
高齢の方や子どもたちが
非常に多くいました。
非常にぐったりとした表情をしていました。
今もご覧のように消防や
救急の車が止まっていまして国道34号なんですけれども
今、私が立っている歩道と
車道の境目が分からないぐらい
今もなお、水が
残ってしまっているんですね。
こういった大きな通り
国道以外にも
細い路地にも水が入り込んで
しまっているんですね。
住民の方に話を聞いたところ
この奥にも
まだ取り残されてしまっている方
いるようでして
そちらでも至るところで
救護・救助活動が
続けられています。
怖いのが、足元の水が
濁っていることなんですよね。