今大体、私の位置で
すね辺りですので
10cm程度かと思うんですが
濁っていますから奥のほうは
どれぐらい深いかというのが
行ってみないと
分からない状況なんですね。
それが1つ
冠水の水が濁っているところの
怖いポイントです。
ご覧のように、奥にトラックや
乗用車が止まっている
状態なんですけれども
この国道34号は
朝5時ごろから
通行止めになってしまった
ということなんです。
前のほうに止まっている
トラックのドライバーの方に
話を聞いたんですが
朝6時から、ずっと
あの場所で
待っているそうなんです。
非常に体力的にも厳しい中で
先ほど住民の方が手で握ったおにぎりを1つ
差し入れしてくれたそうです。
今この状態ですからとにかく、この場所で
まずは水が引くのを待ちたいと
ドライバーの方は
お話をしてくれました。
林≫分かりました。続いて佐賀県武雄市から
九州朝日放送の
伊藤榮祐記者です。
伊藤さん、そちらの状況を
伝えてください。
伊藤≫佐賀県武雄市
アサヒ町に来ています。
アサヒ町は朝の早い時間帯から
住宅街の一面が冠水してしまっていて
夕方の5時を
過ぎようとしていますが
ご覧のようになかなか
引く気配はありません。
私たちの中継が始まる
すぐ前なんですけど
消防の方が
近くの家の高齢の女性を
家から避難所へと連れ出して
ボートに乗せて
奥のほうへと、ボートに乗せて
避難所へと向かう様子が確認できました。
そして、お隣をご覧ください。
奥の家の、こちらのほうまで泥がきてしまって
辺り一面
泥だらけとなっています。
あちらに立てかけてあるものは
奥にある家の方たちが
家まで流れてきたものを
外に出したものなんです。
それほど家の奥のほうまで
水が流れ込んでいたということが
確認できます。
また、水の量というのは少し引いてきた
状態ではあるんですけれども
状態がまだ黒くて
分からないので
急に段差があって
怪我をしてしまったりですとか
ねんざをしてしまうとか
そういうことが起きる可能性が
ありますので
十分に注意していただきたい
状況となっています。
渡辺≫ありがとうございました。
佐賀県からお伝えしました。
雨は上がっていますけれども
まだ水が引かない状態が
続いているということです。
今村さん、この大雨をもたらした原因なんですが。
今村≫集中豪雨が起こるたびに
聞かれる単語なんですが今回も線状降水帯が
直接的な原因になります。
その実況、現況を見ていきますと
深夜0時ごろから
活発な雨雲が
だんだん九州北部に流れ込んで
どんどん、この雲が東西に延びて横長になってくるんですね。
一番激しく降ったのは
午前4時半前後。
ここが
線状降水帯といわれるわけでして
東西に100km以上は
あるでしょうか。
それぐらい積乱雲が連なって
1時間に100ミリ以上と猛烈な雨を降らせました。
このあと、進めてみても
線状のようなものが
引き続き見えてきて
断続的に激しい雨が降りやすい状態だったんです。
この線状降水帯を生んだ