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2019/08/28(水) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


大きな背景としては
まず、このところ秋雨前線が
日本海上に停滞していました。
そして、その南には非常に
暖かく湿った空気が
流れ込んできたんですが

この空気、大陸方面までつながっていますよね。
実はここに元台風11号の
残骸があったんです。
ですから、台風由来の
熱帯育ちの空気が
ここを伝って
九州北部まで流れ込んで
それでより雨雲が発達した
ということになるわけです。
その今回の雨雲の
発達ぶりがよく分かるのが
こちらのデータなんです。
雲頂高度といいまして雲の背の高さを
表したものです。
赤いところほど雲、積乱雲の背が高く
発達していて、それだけ
激しい雨を降らせるということを
示しているんですが
時間を進めてみると
この辺りを起点に
一気に赤い部分が
広がって
九州北部に押し寄せていったのが
分かるかと思います。


渡辺≫あまり見ない映像ですが
ここが九州で
スタートがここですか。
今村≫海の上から
爆発的に積乱雲が
発達して、次々流れ込む。
これが、猛烈な集中豪雨を引き起こしたということが
考えられるんですね。
渡辺≫ということは九州の上空で起きたものではなくて
この辺りでできたものが
東へ進んできたんですか。
今村≫海の上っていうのは
本当に陸地じゃないので
摩擦がないですから
そのまま発達しながら
入ってきやすいという
状況もあるんですね。
このようなことを
生み出した背景としては
今回、バックビルディング現象
というのも
考えられるんです。
バックビルディング現象というのは
湿った風が入ってきた風上で
積乱雲が
連続発生しまして
それが、風下にどんどんと激しい雨を
降らせ続けることになりまして。
渡辺≫うろ覚えなんですがビルが連なって立つような
傾向なので、バックビルディング

ということらしいですね。
今村≫そういう一説も
あるような感じですよね。
そのようなことが起きて
線状降水帯に
つながったということが
考えられるわけなんです。
現在の状況はというと
今、いったん小康状態には
なってきているんですが
一部、まだ山陰などに
活発な雨雲が
かかっているんですね。
まだ油断はできません。
川なども増水の状況が
続いています。
今現在、どういう状況なのか
気象庁のホームページで
チェックしてみます。
これは気象庁のホームページで
随時、川の洪水情報なんですが
一時期、氾濫していた
牛津川などあったんですが
この時間は
黄色になっていますので
一時期よりは水位は
落ちてきている状況ですね。
渡辺≫午後に見たときには
真っ黒でしたね。
つまり氾濫していることを

示していましたね。
今村≫牛津川は
今は黄色となっていますね。
ただ、まだ中国地方でも黄色の
フシノ川なども注意のレベルのところがあって
このような自分の周りの状況が
確認できますのでぜひチェックしてみてください。
渡辺≫スマートフォンなどでも
確認することができます。
危険度分布。

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