2019/09/09(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
政局への嵐を予告。
チョ・グク氏の家族などに
強制捜査を行った検察に対して
文大統領が
強い警告メッセージを送ったとの見方もあると報じています。
また国民日報も今後
政局のこう着状態は
避けがたいことが予想されると
報じています。
一方で革新系で文政権寄りと
いわれるハンギョレ新聞は
今回、肯定も
批判もしていません。文大統領は検察改革の
適任者であるかどうか
幅広く意見を組み入れたという。
しかし、文大統領の選択は
結局、チョ・グク法相だったと
報じています。
菅原≫文大統領にとっても本当に厳しい決断になったようですね。
辺≫文在寅大統領の
説明を聞きますと
今回の任命をめぐっては
賛否両論があって
国内の分裂は
どういう判断をしても
招きかねない。
でも、それよりも原則と一貫性を貫くことが大事だと。
原則と一貫というのは
何を指すかというと
あくまで司法改革を
国民に約束した司法改革を断行するうえで
このチョ・グク氏が
最適任だったという判断で
正面突破する考えでしょう。
もう1つ、任命しなかった場合は
当然、司法改革が挫折する
野党を勢いづかせてしまう。
かつ、その文在寅政権にとっての
支持基盤の
その約3割から4割いる
与党の支持層の離反を
招きかねない。
ならば、ここは
強行突破という形で
指名をしたと思いますね。
菅原≫弱気な姿勢を見せるほうが
マイナスだと判断したということですね。
このチョ・グク氏ですが
さまざまな疑惑がある中で
振り返りますと
先週の金曜日に娘の表彰状偽造の疑惑ということで
妻が在宅起訴されました。
今日になって、家族が投資する
ファンド関係者の2人が
不正に利益を得ていたとして
逮捕状も
請求されているんですね。
こうした中、今後の捜査が
どうなっていくかが
ポイントだと思いますが
キーマンとなるのがこちら検察のトップとなる
ユン・ソクヨル氏
だというんです。
文大統領が検察改革の一環で
任命したわけですが
過去を振り返ると
文大統領とは相対する
保守政権時代の朴槿惠前大統領の
収賄疑惑のときに捜査の
陣頭指揮を執っているんですね。
これは高く評価されているそうで。
辺≫ですから、検事長を超えて
検察総長に抜擢されたんです。
前の政権の不正を暴いた
あっぱれという形で
登用したんですね。
投票した際に文在寅大統領がはっきりと
権力型不正については
人の目を気にせず
更には誰にも気兼ねせず
公正にやってもらいたい。
それが大統領府であっても
与党であっても政府であっても
びしびしやってもらいたいと
指示したんですね。
ですから、検察総長は
そのとおりやったんですが
まさか
その最初のターゲットが
チョ・グク氏に向けられると
これは想定外だったと思うんです。
結果的に文在寅大統領は
この人をかばう形になりました。
かばうということは
検察総長からすれば
大旗を振って
検察を改革することについては
非常に反発を
持っていたというのが
今回の夫人の起訴をめぐって