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2019/11/24(日) 21:00〜21:50 NHKスペシャル 食の起源 第1集「ご飯〜健康長寿の敵か?味方か?〜」[字]

驚くのは ここから。
更に拡大して
でんぷんの隙間に見えてきた小さな粒。
たんぱく質です。
その中に 健康に欠かせない必須アミノ酸も 全て含まれています。
お米ならではの特徴なんです。
へえ~ そうなんだ。
更に ちょっと意外ですが
食物繊維も 随所に含まれています。
お米をたくさん食べている日本人は→
食物繊維を ご飯から一番多くとっているんですって。
お米からなんだ。
ほかにも ビタミンやミネラルなど→
人間の体に必要な栄養素が→
ギュッと詰まっています。
お米は 優れた栄養食だったんです。
しかも 長期間貯蔵ができるため いつでも食べ物に困ることがなくなりました。
優れ物のお米が
日本でも栽培され始めたのは→
およそ3,000年前のことです。
それまで 木の実などから糖質をとっていた日本人の食生活は→
激変しました。
私たちは 世界で最も ご飯を食べる民族になったのです。
あっ また すごい量だね これも。
えっ これ米?
(一同)頂きます。
どこ? 何県?
古来から続く 豊作を願うお祭り。
7合もある山盛りのご飯をひたすら食べ続けます。
ご飯を 主食に選び


長い間 たくさん食べ続けてきた日本人。
おかげで 私たちの体に
思いがけない進化が起きていたことが→
最新研究で分かってきました。
その進化とは 一体何なのか?
こんな実験で確かめることができます。
集まってもらったのは 日本人15人。
そして ヨーロッパなどの外国人15人。
でんぷんたっぷりのクラッカーを同時に食べてもらいます。
同じ速さで クラッカーをかみかみして→
甘みを感じたらすぐ 札を上げてもらいます。
おっと 早くも 札が上がりました。
日本人です。 次々と 札が上がります。
外国人の皆さんは…→
なかなか 札が上がりません。
その差は歴然。
日本人には でんぷんを食べた時→
甘みを早く感じる人が多いのです。
実は これこそが日本人の体に起きた進化の証し。
そんな進化を
私たちに もたらしたものの正体が→
最新研究で突き止められました。
世界のさまざまな民族の唾液を集めて→
そこに含まれる
ある遺伝子を解析しました。
面白そう。
唾液に含まれる アミラーゼという酵素を作る遺伝子です。
この遺伝子が多い人ほど
アミラーゼが多く作られ→
でんぷんを


より早く 甘い糖に分解できます。
分析の結果 日頃 でんぷんを
あまり食べない民族は→
アミラーゼ遺伝子の数が
4から5個という人が→
最も多いことが
分かりました。
一方 日本人をはじめ
でんぷんを多く食べる民族は→
全体的に
遺伝子の数が多く→
平均で7個あることが
確かめられたのです。
これが 甘みを早く感じる理由。
でも それだけじゃありません。
なんと アミラーゼ遺伝子が多い人は
太りにくい体質だといいます。
例えば…
鍵を握るのは すい臓から分泌されるインスリンというホルモンです。
このホルモンが出過ぎると
太りやすくなることが分かっています。
でんぷんをとった時 インスリンが
どれだけ出るかを調べたところ→
アミラーゼ遺伝子が多い人は→
およそ20%も インスリンの量が少ないことが分かりました。
つまり 日本人には
ご飯などの でんぷんを食べても→
インスリンが出過ぎず 太りにくい人が
多いと言えるのです。
ご飯を 主食に選び

たくさん食べ続けてきた日本人。
その食生活が
あなたの遺伝子まで変化させ→
肥満や糖尿病になりにくい体質へと
進化させていたんですね。
はあ~! これは びっくりですな。
いや もうこれは びっくりな研究の結果です。
それだけ…
そうですね。 日本人は ちょっとでんぷんをとることで甘く感じられると。
そうすると うまくインスリンが

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ikatako117

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