それ以来、周囲との関わりも少なくなっていったといいます。
≫警察の調べに対して
伊藤容疑者は
誘拐しようとしたわけではないと
容疑を否認しています。
渡辺≫この女の子が
交番に駆け込んで
容疑者逮捕となって
女の子は自宅へ戻ることができた。
そういった意味では
本当によかったと思うんですが
ただ、こうした犯罪に
巻き込まれる
いくつかの危ない点があります。
今日のゲストは元埼玉県警刑事の
佐々木成三さんです。
よろしくお願いします。
佐々木さん
前回ご出演いただいたときに
何かSNSが絡んだ
犯罪ではないかということを
おっしゃっていたんですが
まさにそのとおりになりました。
佐々木≫やはり、この35歳の
400km離れた栃木に住む
男性と、大阪の12歳の女の子が
知り合うというのは
一番はSNSの可能性が
高いなと思いますね。
渡辺≫ここにありますように
10時間以上も
在来線で移動していった。
結局、いなくなった日の午前10時半ごろ
友達とやり取りをした
直後の時間帯になるんですが
メールでやり取りをした。
女児を公園に誘い出した。これが伊藤容疑者だった。
そして、栃木県小山市で
発見されたということなんですが
この、いわゆる
入り口に関してなんですけどね。
こんにちはという
伊藤容疑者からのSNSでの
接触というのが、今日から
匿名でお伝えしているんですが
この女の子のところにあった。
そして、住所を聞かれる。こういうことがあって
しゃべり相手になってほしいから
半年前に来た子がいるんで来ない?って誘われて
話し相手になるくらいなら
ということで
栃木まで行ってしまったという。
これ、恐らくこんにちはの前に
何かがありますよね。
佐々木≫共通の話題女の子と容疑者の共通の趣味は
ゲームなんですね。
もしかすると、SNSでコミュニケーションをとる前に
オンラインゲームでの
オンラインチャットのやり取りというのもあって
その中で、ゲームの中での
信頼関係が構築されたうえでの
SNSのやり取りということも
十分考えられると思います。
子どもなので
ゲームの中でのやり取り
例えばゲームがうまいとか
リーダーシップがあるとか
そういったところで人を
判断してしまうこともあるので
そういった子どもの弱みに
つけ込んだ犯罪だと思いますね。
渡辺≫実際に
栃木の小山市の家に行ったらば
もう1人、女の子がいた。
これは監禁状態で
茨城で6月から
行方が分からなくなっていた
中学3年の女の子なんですけども
接点がゲームであるかどうかというのは
まだ確認は取れていないんですが
その子の場合も何がしか、接点があって
この家に行ってしまった
ということになるわけですよね。
佐々木≫その子に関しては
SNSの可能性が
高いのかなと思います。
ただ中学生の女の子に関しても
この12歳の女の子と同様に
親の同意がなければ
未成年者誘拐という事件が
成り立ちますので
その立件についても
栃木県警のほうが
考えていると思いますね。
渡辺≫靴も取り上げられていた。
そしてSIMカードも
抜かれていたということですから
外部と接触できないように
伊藤容疑者はしていたということですよね。
実はSNSをきっかけにした