2019/11/25(月) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
未成年が
犯罪に巻き込まれるケース
というのが
林さん、データの上では
急増しているんですよね。
林≫こちらのグラフを
ご覧いただきたいんですが
警察庁によりますと
18歳未満の子どもが
SNSを通じて
事件に巻き込まれるケースが
この10年で増加傾向にある
ということが分かります。
去年だけでも1811人と
1日およそ5人のペースでなんらかの事件に
巻き込まれていることに
なるわけですね。
特に今回の伊藤容疑者の
逮捕容疑にもなっています
誘拐などの犯罪。
おととしから去年にかけて
21人から42人と
倍増しているんです。
渡辺≫42人という、ちょっと
ビックリする数字なんですが
1か月に3人か4人ぐらいが
こういう略取、誘拐に
巻き込まれる。
これがSNSに近位しているというんですが
具体的に佐々木さん
捜査にも携わったことがあると
お話してくださいましたよね。
佐々木≫やはり子どもは
ネット情報に
疑いがかかるというのが
弱いんです。
実際、ネットの情報の中で
それが見えてるものが
全て正しく思ってしまって
そこで動いてしまうということが
ありまして。
実は私
スクールポリスというところで
子どもたちに
教えている部分がありまして
例えばSNSのプロフィールで
こういったプロフィールを見たとき
子どもはどう考えますかと
子どもに投げかけているんですね。
25歳男性。
これを見たときに子どもは
この人はどこかの会社経営者で
すごい人だと
子どもは感じるんですけど
我々大人が見ると
ちょっと怪しいなって
感じますよね。
実はこれが振り込め詐欺の
グループのリーダーだったり。
そういった形で、見えるもの
プロフィールだけで
子どもは判断をしてしまって。
渡辺≫ここに反応してしまうということなんですね。
佐々木≫我々大人は
真実を見極めるために
この人物が
どういう会社経営をしているのか
いろいろ質問が
出てくるんですけども
子どもというのは
奥行きを見る力というのが
かなり欠けているんですよね。
怪しいとか感じる直感力というんですけども
そういった力も子どもに関しては
必要じゃないかと
今、話をしているんです。
やはり刑事というのはインターネットの情報が
全て正しいと思わず
そこから検証、裏付けというのを取って
真実という形になりますので
子どもに関してもインターネットの情報が
全て正しいということではなくて
怪しいところから始めるような直感力を
鍛えていただきたいなと
思っています。
渡辺≫だんだん個人の情報を
相手側は
そういう情報を持ってしまう
怖さも
あるわけですよね。
佐々木≫人を信用するとか
SNSに関しては
こういった危ない人物が
今回に関しては
いるということなんですね。
子どもが感じることが大事です。
ぜひ番組を見てくださっている親御さんたちは
子どもさんに
そういうことを教えて
気を付けてくれと