その後、種を水洗いし１週間ほど天日干しすれば
完成です。
出来上がったギンナンはすぐさま市役所に並びます。
また、清瀬市役所では
熟して落ちた実が
地面を汚すなどと苦情がきていた
柿を落ちる前に収穫し、販売。
菅原≫年金だけでは
食べていけないと
働き続ける夫婦。
ぎりぎりの生活を乗り切るため
８０代の女性が実践する
節約術とは。
年金困窮者の厳しい現実です。
≫宮崎県日向市にある市営住宅。
≫ここで１人暮らしをしている
村田京子さん、８１歳。
知人から依頼を受け
洋服の直しなどをして
収入を得ている。
≫今月、仕事の収入はわずか１０００円だ。
村田さんの年金は
国民年金と厚生年金を合わせて
月およそ５万９０００円。
家賃１万５５００円光熱費５５００円
食費１万３０００円などを引くと
ほとんど手元に残らない。
≫年金生活を送る高齢者の
切実な現実を追った。
≫宮崎県で１人暮らしをしている
村田京子さん、８１歳。
村田さんの年金は
１か月５万９０００円。
生活はギリギリだ。
≫外出のとき欠かせないのが２本の杖。
４年前、右足を手術したのだ。
≫買い物は週に２回。
近所のドラッグストアに
通っている。
≫村田さんは、１日の食費を
わずか４００円ほどに抑えている。
≫なるべく安いものを選んで
節約している村田さん。
牛乳パックの裏側が
まな板代わり。
≫節約は徹底している。
≫更にこんなところまで節約を。
≫１袋およそ６円のお茶を
２回に分けて使っている。
村田さんは、これ以上
節約できるところはないと嘆く。
≫村田さんの年金生活が
厳しいのには、わけがある。
≫関西で暮らす４０代の長女は
重い糖尿病を患い働くことができない。
１人で子どもを育てているため
たびたびお金を貸すことがあるという。
≫この日、自宅に来たのは
４０年来の友人。
≫野菜のほか、一緒に食べようと
昼食やお菓子も持ってきてくれた。
≫友人が来ると楽しくて
ついつい食べ過ぎてしまうという村田さん。
厳しい年金生活を
忘れさせてくれる
貴重な、ひと時だ。
ところ変わって埼玉県にある居酒屋。
≫山本信男さん、７９歳。
４０年以上前から自宅で店を開いている。
妻の好美さんは、８０歳。
山本さん夫婦は、年金だけでは食べていけないという。
≫山本さん夫婦の年金は
２人合わせて１か月およそ５万円。
長年、自営業をしてきた夫婦。
実は国民年金を払えない時期があったという。
≫夫婦は、居酒屋を始める前
鮮魚店を営んでいた。
しかし、経営が悪化。
当時は年金を払う余裕がなかったという。
更に、山本さん夫婦を
不幸が襲った。
≫長年の闘病生活もむなしく
１３年前次女が病気で亡くなった。
その時期の入院費などがかさみ
蓄えもかなり少なくなったという。
≫店の売り上げは
月におよそ４０万円あるが
そこから、仕入れ代金１２万円や
家賃８万円、光熱費５万円
更に、自分たちの生活費を払うと
生活はギリギリだ。
≫この日も客は常連の４人だけ。
≫売り上げはおよそ１万３０００円。
≫夫婦は体力が続く限り
店を続けるつもりだ。
青森市にも、年金生活で
困窮している人がいる。
アパートで１人暮らしをしている
齊藤ナミさん、９１歳。
≫３０代で離婚した齊藤さん。