2019/11/28(木) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]
撤去作業が行われていました。
≫東芝から
がん検査の技術において
衝撃的な発表がありました。
たった1滴の血液から13種類のがんの
いずれかに
かかっているかどうかを判定。
しかも、およそ2時間の検査で
費用は2万円以下を想定。
そのうえ
精度も99%だといいます。
一体
どういう検査なのでしょうか。
≫検査では、血液中に流れる
マイクロRNAという物質の濃度を測定します。
≫採血した血液から
マイクロRNAを抽出。
健康な場合と、がんの場合では
血液中に含まれるマイクロRNAの濃度が
異なることが分かっています。
つまり、この性質を利用してがんの有無が分かるわけです。
更に、この検査の
画期的なところは
レントゲンや内視鏡検査で
見えないものや
触診などで気づかないような
初期段階のレベルの
小さながんでも
発見できるということです。
今回の研究の発案者は…。
≫ちなみに、例えば肺がんの場合
ステージ0で発見できて
治療すれば
5年生存率は
およそ97%だそうです。
東芝が開発した技術で
特定できるがんは
日本人でかかる人が多い
胃がん、肺がんなど
主要な13種類。
13種類に含まれない子宮頸がんなども
今後、発見できる可能性が高いと
いいます。
実用化されれば
検査は、どのような流れになるのでしょうか。
まずは、採血した血液から
マイクロRNAを抽出します。
山岡≫血液の分子に関する情報は
こちらのチップに記録されます。
このチップを
自動検査装置に入れると
わずか1時間ほどで
がんがあるかどうか
分かるそうです。
≫この検査で分かるのは13種類のがんの有無。
治療をするには
場所を特定するための
別の検査が必要になりますが
まずはきっかけになればと
期待が高まります。
東芝は東京医科大学などと共同で
来年から
実証試験を始める予定です。
渡辺≫今週
大きな話題となりました
このニュースです。
血液1滴で
がんの有無が分かるという
この検診に
注目が集まっております。
スタジオには医療ジャーナリストの
油井香代子さんに
お越しいただきまして
解説をしていただこうと
思います。
よろしくお願いします。
とにかく2人に1人が、がんになる時代で
この数字は
1年間でかかった人の数です。
男性は胃がん、肺がん、大腸がん
前立腺がん
この辺りが多いですね。
それから女性で一番多いのが
乳がんということですね。
その後、大腸、胃、肺と
並んでいるんですが
東芝が発表した検査キットでは
この黒く囲った13種類のがんが
どれにかかっているのか2時間以内に
分かるといいます。
キーワードは1滴検診です。菅原さん。
菅原≫たった1滴で
がんかどうか分かるのは
いまや血液だけではないんです。
例えば尿もこの1つなんですね。
この検査は
がん患者の尿にあります特有の
かすかなにおいを
線虫という微生物がかぎ分けて
集まる性質を