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2019/12/03(火) 00:20〜01:10 プロフェッショナル 仕事の流儀▽弁当人生おいしさへの情熱は冷めず〜山本千織[解][字][再]

千葉で開かれたイベント。
あるものを求め
100人以上が列をなした。
(揚げる音)
人々が楽しみにしていたのは このお弁当。
一つ 700円なり。
うん!
弁当作りの中心にいるのは
僅か8年前に この事業を始めた女性。
見た目の かわいらしさ
美しさと→
男性でも食べ応えのある
ボリューム感を→
両立させる その技術に
熱い視線が注がれる。
ヘルシーさも人気の秘密。
モデルや女優にも ファンが多い。
うん!
おしゃれ。 だけど 本物。
特別。 だけど 実直。
♪♪~
東京・代々木上原。
借り上げた民家を改修した ここが→
山本千織が「アトリエ」と呼ぶ
弁当作りの拠点だ。
午前7時 山本が歩いてやって来た。
(笑い声)
山本は 日々 数人のスタッフと共に→
平均100個ほど多い時は 300個に上る弁当を作る。
一日の最初 まず行うのは 注文の確認だ。


注文確認が終わったら 厨房へ。
ここから配達までは 時間との闘いだ。
分かった。
この日は 午前中に
コマーシャルの撮影現場など→
4件の注文が入っている。
前日から仕込んだ食材を使い合計120個近くを 3時間で作る計算だ。
山本の作る弁当に 「のり弁」や
「幕の内弁当」といった名称のものはない。
どんな弁当がよいか。
相手から要望を聞き→
そのつど おまかせ弁当を作るスタイルだ。
弁当の値段は1,000円から2,000円の範囲で 5段階。
山本は特別な
イベントなどの場合を除いて→
店頭で 個人に弁当を売ることはしない。
企業や団体などからの注文が ほぼ全て。
自らの弁当を こう捉える。
働く人がその瞬間 ほっとでき 味を楽しみ→
栄養を補給し その後の仕事への
活力となりえるような 弁当。
そんな弁当にするために→
山本は 盛り込む一品一品に徹底して知恵を絞る。
例えば 山本の弁当に欠かせない…
ごはんは 少しかために炊き上げる。
生のたこを 混ぜる直前にサッと火を通し
油となじませる。
炒めた油ごと混ぜ込むことで
ごはんをモチッと仕上げ→
時間がたっても


風味が残るようにしている。
続いて 山本の弁当のおかずの
象徴とも言える…
まず 一度 具材を薄い皮で巻く。
更に 揚げる直前に もう一枚巻く。
弁当に詰められてもなお
美しい形を保った春巻きは→
食べる喜びを 確実に増加させる。
更には…
ポイントは 前日の仕込み。
具材の一つ まいたけを炒めた際に出るだし汁を クリームに加えることで→
味に深みを出している。
ソースをかける必要を感じさせないほどしっかりとした味わい。
食べた時の満足感は 高い。
こうした考え抜いたおかずのレパートリーをもとに→
山本は更に考える。
それは その日の弁当に入る他のおかずとの相性。
似通ってしまったりしないよう
味付けを そのつど変えるという。
そして 山本の弁当の魅力は
味だけではない。
見た目の かわいらしさ 美しさも
人気の秘密だ。
この日 山本は
複数の人が食べることのできる→
「お重」を詰めていた。
詰め始めて すぐのことだった。
手を止め 悩み始めた。
詰め始めたのは カリフラワーのピクルス。
茶色の肉料理が多いお重に

明るい彩りを加える。
更に にんじんの花も添えてみる。
配達の時間は迫っている。
だが山本は どこか楽しげに没頭している。
お重は 注文主が求めていた「食べ応え」を満たしつつ→
華やかさも 併せ持ったものになった。
♪♪~
(取材者)
いつもお弁当を作ってらして→
ご自宅では

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