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2019/12/09(月) 10:30〜12:00 大下容子ワイド!スクランブル 第1部[字]


最初に開かれたCOP1は1995年です。
毎年開催されておりまして
トランプさんの話で
だいぶ注目されるようになった
パリ協定。
これは2015年に開かれた
COP21で
成立したものなんですね。
そのパリ協定って一体、どんなものか。
このパリ協定ですが
世界の平均気温
これはどんどん
上昇しているんですけれども
その気温の上昇を
産業革命の前に比べて
平均気温を2度未満に抑える。
まだ2度までその頃と比べると行ってないんですけれども
急激に温度が
上がってきてしまっているので
それを抑えたい。



なので、すべての参加国に排出削減の努力を求めた。
それがパリ協定だったんです。
池上≫そのパリ協定トランプ大統領が
パリ協定から離脱すると
言っていますでしょ。
実は、まだアメリカは
パリ協定から離脱していないんです。
実は、していないのではなくて
できないんですね。
そこには
ある仕掛けがありました。
増田≫なかなかすぐにはできない
仕掛けがあります。
まず協定発効後3年間は
離脱の申し入れができないという決まりです。
ですから、離脱の申し入れを
しましたけれど
その1年後にならないと
正式離脱できない。
この二重の段階が
あるわけですね。
ですから、今すぐに
離脱をしたいと言っても
離脱できるわけではなくて
トランプ大統領の離脱するという方針から
1年たたないと駄目なわけで
それが来年の11月ということになるわけです。
池上≫来年の11月って
何かありましたね。
大下≫大統領選挙。

池上≫そうなんですね。
つまり、パリ協定を結ぶときに
当時はアメリカの大統領は
オバマ大統領
環境対策に非常に熱心な
大統領でしたけど
まもなく大統領選挙で
もし、環境対策に
不熱心な大統領が誕生しても
すぐには離脱できないように
しようじゃないか。
4年後にまた環境対策に熱心な
大統領になれば
戻ることができるよねって
あらかじめ仕掛けておいた。
その結果、トランプ大統領は
離脱するぞと
ずっと言っていますが
まだアメリカはとどまっている。
いよいよ本当に離脱すると
申し入れて1年後
つまり来年の11月に
離脱するんですけど
ちょうど来年11月に
アメリカ大統領選挙で
環境対策に熱心な
民主党の大統領が
誕生しますと
恐らく、すぐにまたパリ協定に
復帰するのではないか

ということです。
マライ≫そこで今すぐ
離脱できていないということですが
じゃあ、ちゃんと協定どおりに
何かアクションを起こしているわけなんでしょうか?
池上≫そこなんですよ。
それが実は、熱心ではなくて
逆に言いますと、こういう会議に
アメリカは離脱していないので
参加するんですね。
会議を実を引っかき回していて
会議でみんなが
何かやろうとすることを
妨害するようなことを
実はアメリカはやっているという
現実があるんですね。
増田≫本当に協定ですから
みんなで協力し合って
どうやって環境を
よくしていこうかという目的が

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