考えなければいけないんですが
それだけでは終われないので
ここからはちょっと明るい話といいますか
日本の技術が世界を救うことに
なるのかどうかというところに
参りましょうか。
増田≫その日本の技術革新ですが
二酸化炭素を再利用するという
考え方なんですね。
その発電所とか
化学プラントなどから
二酸化炭素が排出されます。
その二酸化炭素を回収して
コンクリートにしてしまう。
これは実際に写真は中国電力のものですが
ここに島根県では
実際に二酸化炭素から
生み出したコンクリートを
試験的に使っている。国道で使っている。
こんな技術を
日本は開発したんですね。
池上≫製品名が面白いですね。
増田≫そうなんです。CO2-SUICOMなんです。
CO2を吸い込んで
コンクリートを作るという
こんなことも
実験的に始まっています。
それからメタンガスなども
燃料化していくとか
こういった発生したものを
要するに再利用してなくしていこうという技術が
生まれてきたんですね。
それからこんな温暖化対策もあるんです。
地中に貯留。
ここに出ましたけれど
要するに出たものを
土の中に埋め込んでしまう。
要するに、岩盤と泥があって
その下で封じ込められるようなところに
貯留してしまおう
埋め込んでしまおうという
考え方もあって
これは実際にアメリカで石油をくみ上げるときに
そこで利用したりということで
実際にも行われている方法なんですが
土地の条件が整わないと
なかなかできない方法なので難しい状況なんですね。
池上≫これだけ
色んな技術があるので
少しずつこれをアピールしていく
ということになるんですけどね。
大下さん、どうですか?
大下≫SUICOMももっとみんなが
利用するようになれば
その施設もちょっと
安くなるのかもしれないし
ノーベル化学賞の吉野さんが
リチウムイオン電池で
太陽光などの
再生可能エネルギーを
ためることができれば
化石燃料の使用が
削減できるという。
その考え方で
経済が回るようになんとかそういう方向に
ならないかなという…。
小松≫いいサイクルだと思いますよね。
話を聞いているとね。
大下≫あと日本人って
ポイントをためるのが
すごく好きだから
例えば、スマートフォンとかで
エコバッグとか使ったり
削減できると、ポイントが
たまるようなことをすれば
もっとみんなが
関心が持てることに
なるんじゃないかなと。
池上≫エコポイントとか。古田さんどうですか?
古田≫先ほど、日本においては
流行語大賞になる感じになっていない
関心が広がっていないという
話をしましたが
まさに、ニワトリと卵という
話だと思うんですが
関心が高まったら政策も変わるし
経済行動も変わる。
でも経済行動と政策を
同時に変えていったら
関心も高まっていくはずなので
それは経済団体も
政府も民間も
みんなで共存して
取り組んでいきたいなと
思います。
マライ≫意識の変化だろうなと
思っているんですが
本当にドイツに帰ると
日本ってまだレジ袋を
使っているの?とか