仮にアメリカが中国と
合意すれば
米中でこの北朝鮮包囲網を
組むことができると。
強硬的な圧力あるいは対話か15日までは
トランプさん、アメリカは
様子を見るのではないかと
中林さんはおっしゃいます。
大下≫池上さん、中国は米朝関係を
どのように見ていると
思いますか?
池上≫これは非常に
判断が難しいところですけどね。
とりあえず対話が進むなり
緊張が緩和されるということが
中国にとってもメリットになる。
ただし、中国にとってメリットがあるように
米朝首脳会談が進むということ
そのためにはどうしたらいいかということを
たぶん
考えているんでしょうね。
大下≫マライさん
査察を受け入れて
非核化を進めるという
可能性はもう少なくなってきたんでしょうかね。
マライ≫今のこの時点では
難しいでしょうね。
結局、北朝鮮は自ら
タイムリミットを設けて
年内に何か成果を
出さなければいけないという
プレッシャーがある中では
非核化に行くというのがないんじゃないかなと
思うんですけど
その一方、アメリカは今そんなに焦る必要はなくて
様子見で
全然、大丈夫なんですよね。
そこは結構歯がゆくて
本当に先生のおっしゃるとおり
もしかしたら
年明けで何かしらの動きは
あるかもしれませんね。
北朝鮮のほうで何かのアクションが
あるんじゃないかなとは
思うんですけどね。
小松≫思えば、辺さん
北朝鮮が2年前にミサイルをかなり撃って
軍事的に
圧力をかけたときというのは
アメリカと向き合いたいと。
そこから年頭あいさつ
平昌オリンピックに
選手団派遣。
そして
和平ムードが出来上がって
米朝協議に
つながっていったわけなんですが
今、圧力を高めると
北朝鮮は何を一番求めているというふうに
言えるでしょうか?
辺≫やはり一番は国連安保理の制裁の撤回。
特に2016年
2017年にかけられた
5本、ないし6本の制裁
全部で11本かけられているんですが
2016年、2017年に
かけられた制裁が
一番きついんですね。
これを優先的に解除してもらいたい。
これがハノイでの
会談での北朝鮮の要求。
これは蹴られたんですね。
ですから、この段階で北朝鮮がもう1回、会ってもいいと。
忍耐を持って待つと。
ただし北朝鮮の求めているような回答でないと駄目。
だから、私待つよ。
でも、いつまでも待てない。
これが年内まで、それも
クリスマスまでということは
その時間が
今、迫ってきてるんでしょうね。
大下≫もし
ICBMの実験をした場合
アメリカはどのように出ると
思われますか?
辺≫私は個人的な感想を
申し上げるならば
核実験もICBMの発射も
ないと思います。
それは、昨年4月の段階で
北朝鮮がすでに
いかなる核実験も
中距離弾道ミサイルも
大陸間弾道ミサイルの発射の
必要性がなくなったと。
すでに2017年の段階で
核もミサイルも
完成したと言っているんですね。
残っているのは何かというとまだ未完のままなのは
これは、人工衛星と称する