二酸化炭素を大量に生む
火力発電所を選択肢として
残しておきたいと発言。
池上≫今日は、日本が世界から
厳しい目で見られている
環境問題について
考えていこうというわけで
大下さんと小松さんも
そちらに来ていただいて
コメンテーター席で
色々とコメントを頂きたいと。
大下≫冬期講習に来たみたい。
お願いします。
池上≫実は
今日、皇后・雅子さまが
56歳の誕生日を
お迎えになったんですが
そこでのご感想の中に
こういうところがありました。
近年、日本のみならず
世界各地でも
水害や山火事などの自然災害が
多く発生しており
地球温暖化や
気候変動などの問題が
現実のこととなりつつあることが
案じられますという。
これが
感想に入っているわけですね。
そういえば今年
台風の被害もすごかったですしね
世界各地で山火事も起きました。
世界はどうなっているのか。
それに対して、なぜ日本が
化石賞を贈られてしまうのか。
その背景などについて
お伝えしてまいります。
増田≫では、まず
日本や世界で起きている環境問題
どんなものがあるかを
見ていきたいと思います。
まずは日本です。
ゴミの問題について考えます。
まず日本の年間のゴミ排出量は
減っているんですが
埋め立てである最終処分場。
この限界が近付いています。
あと20年
持つか持たないかではと
言われています。
そういうひっ迫した状態にあるわけなんですね。
でも、この問題だけではなくて
最近、よく取り上げられているプラスチックゴミの問題。
これは処理しきれなくて
輸出されているということは
ご存じでしょうか。
じゃあ、どんなところに輸出しているか。
輸出しているのは
日本だけではなくて
世界の国も輸出しているんですが
それが東南アジアの国です。
その1つ、インドネシアです。
ここですね。
じゃあ
ちょっとこの辺に貼って…。
そのインドネシアで起きている
問題です。
この川です、チタルム川という
川なんですが
見えますか、この写真。
ゴミでも水面が見えないぐらいになっているんです。
世界で最も汚染された川と
いわれるぐらい
問題になっているんです。
でもインドネシアの環境問題ってこれだけではないんです。
今年の8月に大統領が
その環境問題であるものを移転すると
言ったんです。
なんだかご存じの方いますか?
大下≫古田さん、お願いします。
古田≫びっくりでしたね。首都ですね。
増田≫インドネシアの首都は
どこでしょう?
大下≫ジャカルタ。
増田≫小さいですよ、声が。ジャカルタ。
この首都を移転しようという
話まで出てきているんです。
なぜかというと
このジャカルタというのは
半分近くが
海抜ゼロメートル地帯で
もう本当にこのまま
水没してしまうのではないか
温暖化で水面が上昇して
それで水没しちゃうんじゃないかという心配が出てきたので
今、候補として
挙げられているのが
東カリマンタン州というところの
東部に移そうかという
話が出ていますね。