水没するといえば、今年すごく大きな話題になりました。
有名な観光地がありました
長靴形のイタリアです。
イタリアのベネチア。
ここで高潮による浸水被害があって
広場が水で埋まってしまって
水の都なのに
こんな目に遭ってしまうのか
というような
状況になりました。
政府は非常事態宣言を出したんですが
浸水による被害額
日本円にして1200億円を
超えると
みられているそうなんです。
高潮の被害は
やはり悪化していて
このままでは
水没してしまうのではないか
この美しい都がということにも
なっています。
このイタリアの場合には
ベネチアという都
1つの都市なんですが
国ごと水没してしまう
心配がある。
それが南太平洋の島々です。
この辺り、南太平洋の島ですが
その中でも前から言われているツバルです。
温暖化で最初に沈む国とまで
言われています。
そのほか、モルディブ、キリバス
マーシャル諸島など
多数の国が
温暖化によって海面が上昇して
水没してしまうのではないかと
言われています。
このように気候変動で
その地を離れなければいけない
要するに
環境難民と言われている人たちが
すでに年間2000万人を
超えているそうなんです。
大下≫毎年2000万人ずつ?
増田≫そうです。
小松≫温暖化の話を
しているときに
必ず温暖化と人間活動って
関係ないんじゃないかと。温暖化懐疑論者。
代表的な例が
トランプさんですが
これはどうなんですか?
池上≫そういう意見も確かにあるんですが
科学的なデータというのが
実は色々とありまして
例えば、世界気象機関の
報告によりますと
2010年からの10年間は
観測史上最も暑かったという
明らかに大きく暑くなっていて
長い目で見れば明らかに温暖化が進んでいるという
データ、専門家の報告も
出ているんですね。
ところが、それを
信じないよという人がいる。
気候変動を信じない
トランプ大統領に
ぜひ聞かせたい話があるんです。
増田≫そのアメリカです。
アメリカ海洋大気庁の
データによりますと
アメリカも危ないことに
なっているんですよ。
どんな問題があるかというと
その温暖化による海面上昇で
80年以内に
自由の女神があるリバティ島
ここも
水没していくのではないか。
この自由の女神は
なんとかなるかもしれませんが
その周りまで浸水していくのでは
ないかというような
心配があります。
それからトランプ大統領の別荘ですね。
冬のホワイトハウスとも
いわれているマー・ア・ラゴ。
これ、フロリダに
あるところですけれども
ここも浸水の被害に
遭うのではないかという
心配が出てきています。
池上≫アメリカの政府の役所が
予測を出している
ということですから
トランプ大統領、政府の発表を
ちゃんと聞いているのかなと。
増田≫どうなんでしょうか。
それから温暖化といえば生態系にも影響が出ています。
今度は、オーストラリアです。