わあ きれい！
いや～ この季節の
イルミネーションは格別ですな～。
ほんとにステキですよね。
う～ん。
え？ あれ？ ヒゲじいは？
和久田さん 私ですよ。
え～っ！？ ヒゲじいが
イケメンになっちゃった！
アハハハ。 世界には
７，０００種もの光る生きものがいるのを→
ご存じですか？
街のイルミネーションよりももっと美しい 自然の絶景を→
ご覧に入れます… ぞ。
ぞ？やっぱり ヒゲじいだ。
海の中の流星群。
生物界最強の輝きを放つといわれる魚の大群です。
まるでエメラルドの宝石！
美しい光の正体は ある意外な生きもの。
満天の星空！ と思ったら→
えっ！ これも生きもの！？
絶景満載！ 世界中で輝きを放つ
光る生きものたちの物語です。
♪♪～
光の粒が一つ… また一つ。
森の木に集まり→
巨大なクリスマスツリーになりました！
大木に ちりばめられた光が
一斉に ついたり消えたり。
ほんと 不思議な光景ですね～。
こちらでは森の地面も輝いています。
まさに光のウエーブ！
光は どんどん増えていきます。
いったい何が光っているのかというと…。
正体は ホタル。
光は恋の相手を見つける手段。
オスの光にこたえるようにしてメスが光ります。
オスは
メスの光に向かって近づいていき…→
やがて ２匹は結ばれます。
一斉に光っているのはオス。
一説には 見通しの悪い森の中で
一斉に光ることで→
遠くのメスにもアピールできるのでは
ないかと 考えられているんです。
ホタルは 種類ごとに
それぞれ特有の光り方をします。
こちらは
日本のゲンジボタル。
明るく ゆったりとした
間隔で光ります。
一方 ヘイケボタルは
弱い光をすばやく点滅させます。
種類ごとに異なる光り方。
光の強さや点滅の早さなどで相手を見分けることができるんです。
この美しい光が
思わぬ結末をもたらすことがあります。
光を放つメス。
これに誘われるようにしていそいそとオスがやって来ました。
あっ メスが抱きつきました。
うん？ オスが動きません。様子が変です。
うわっ！ なんと
メスがオスを食べています！
実は このメス オスとは全く別の種類。
光でオスをだまして食べてしまう恐ろしいホタルだったんです。
しかも このメス
相手のオスの光に合わせて→
自分の出す光を
変えられるといいます。
そのため だまされるオスは
１種類に限りません。
何種類ものオスをだまして
食べてしまうんです。
相手に合わせて輝きを変える
まさに魔性のホタル。
美しい光には
とんでもないワナが潜んでいるんです。
南米・ブラジルには 大草原を
美しい光で満たす生きものがいます。
現れたのは 長～い顔のオオアリクイ。
ずいぶん独特なフォルムですね。
もちろん
オオアリクイが光るわけではありません。
周囲に広がる まか不思議な光景。
この土の塔が光るんです。
鋭い爪を立てて
オオアリクイが穴を開けています。
あっ 中のシロアリを食べました。
ここは 大きなシロアリの巣「アリ塚」だったんです。
このアリ塚が 夜になると大変身。
うわ～ 輝きだしました！
まるで宝石箱。
エメラルドのような輝きです。
この光の正体は…？
えっ 虫！？
アリ塚に住み着く小さな居候が
この絶景を生んでいたんです。
でも いったい何のために？
光に吸い寄せられるように羽アリがやって来ました。
あっ 幼虫が捕まえた！