国語と数学の記述式問題について
萩生田大臣は、導入を見送り
制度自体を白紙にして
検討しなおすことを決めました。
≫記述式問題については自己採点の厳しさや
受験生50万人分の答案を
公平に採点できるかなどの課題が
以前から指摘されていました。
≫大学入学共通テストをめぐっては
英語の民間試験活用について
受験生の経済状況や
地域によって格差が出ると
指摘される中
萩生田大臣が、身の丈に合わせて
頑張ってもらえればと発言。
批判を浴びる中
先月、導入の延期を
発表しています。
英語の民間試験活用の延期
そして
記述式問題導入の見送り。
安倍政権が推進する
大学入試改革の二本柱が崩壊し
振り出しに戻る結果に
なりました。
宮崎≫土壇場で二転三転する中
実際に試験を受ける人たちにも不安の声が広がっています。
≫予備校で
国語を教える講師は…。
渡辺≫文科省担当の青木記者と
お話をしてみたいと思います。
青木さんね、入試の採点で
公平性が担保できないという
指摘は、ずっと前から
ありましたよね。
なのに、どうして
ここまできてしまったのか
途中で立ち止まれなかったのか。
どうしてこういうことになってしまったんでしょうか。
青木≫まさにそのとおりです。
またしても文科省のずさんさが露呈する形となりました。
まさに、これは大失態です。
ある文科省の幹部は国会審議で野党に責められ
世論が採点ミスは
1件も許さないという雰囲気に
なってしまった。
ゼロにする方法を考えてきたが我々もその道の専門家ではなく
最後は何が有効策か
分からなくなっていったと
話していました。
もともと文科省や大学入試センターの中では
正直、採点ミスを
なくすのは無理という声もあり
試験そのものに
無理があったにもかかわらず
答えのないゴールに向かって
時間を費やしてきたと言わざるを得ません。
そして、1つ
今回の大臣の発言には
注目すべき点がありました。
英語の民間試験のときは延期という言葉を使いましたが
今回は、見送りという言葉を
強調しています。
大臣は、50万人規模の試験で
記述式問題を扱うということが
不可能に近いということを
示した形です。
大人たちの描いた理想に
振り回されてしまった
高校生たちがいることを
今回、忘れてはいけません。
そして、この制度は
いったん白紙に戻ります。
今後、それぞれの大学の試験で
記述式問題を扱うかどうかについて
検討していくことに
なりそうです。
渡辺≫ありがとうございました。
文科省からお伝えしました。
菅原≫北海道の白糠町で
住宅が焼け
1人の遺体が見つかった火災で
火の気のない玄関付近が
火元とみられることから
警察は、放火事件として
捜査しています。
≫結婚式で司会を務める男性は73歳の結城国志さん。
おとといから
連絡が取れない状態です。
釧路から車で50分ほどの
北海道白糠町にある
結城さんの自宅は
屋根が大きくひしゃげ
壁が燃え落ちています。
おととい午後6時半ごろ火の手が上がり
炎は一時、建物全体を
包み込みました。
佐藤≫火災発生から
2時間半以上経ちますが
2階建ての住宅