≫違反の疑い事案に関与していた人の4分の1が
販売成績が
高い人だったといいます。
一方で、厳しいノルマのためには
優秀者に頼らざるを得ず
不正を黙認する
状態だったというのです。
そして、その不正なやり方は
各地に伝播していったといいます。
調査結果によると
お客様のアポイントを取るのは
営業能力の低い人が担当。
実際に客と話すのは営業能力があり
ずる賢いやつが
担当するという
意見もあったそうです。
渡辺≫かんぽ生命の不正販売の問題
今日、第三者委員会が
調査報告をいたしました。
会見が始まっているようですが
この内容に関しては後程、中継でお伝えをしたいと思います。
経済部、親松デスクに
解説していただきます。
よろしくお願いします。
まず、不適切販売というものが
18万3000件
14年度から18年度のうちに
あったという
疑いがあったんですが
今日認定された部分でいうと
1万2836件と
1割にも満たない数字なんですが
どう考えたらいいんでしょうか。
全部解明されていないという
意味ですか。
親松≫今回、現役の
郵便局員の方に取材したんですが
今回、不適切販売の疑いがある
18万3000件というのは
はがきを出して
それが、例えば
戻ってきて申し出があった場合に
調査してというようなものも
結構あって
当然、連絡がつかなケースも
結構あったらしいんですね。
なので客からの申し出というのがない場合には
個別の審査ができないケースも
あるので
その中にいる
郵便局員の中もある程度
氷山の一角とは言いませんが
全容解明にはほど遠い状況で
今日の調査委員会もやっぱり
まだ足りないので来年の3月末に
追加の報告を出すというような
話が先ほどありました。
渡辺≫法令違反の48件とか
社内規定違反の
622件確認というんですが
その数だけでもものすごい少ないわけですよね。
親松≫今後、数に関しては
もうちょっと
膨らんでくる可能性は
考えられると思います。
渡辺≫今、会社内ですが
どんな状態になってるんですか。
親松≫まず、現役の局員の方に
取材したんですけれどもすでに、局員に対する調査は
始まっていまして
今回、不適切販売に
関わった社員というのは
保険の免許を
取り上げられていたりとか
あとは営業を禁じられて事務室に待機しているような方も
いらっしゃるということです。
社内は結構
混乱していて、会社の今後が
どうなるのか非常に不安を抱えている若手社員の方が
多いみたいなんです。
あとは
調査する中でお客さんから
苦情とかもいろいろある中で
どうしてもトップが
責任を取っていないということで
社内では非常に
疑問や怒りの声というのも
挙がっているということです。
渡辺≫会社の経営陣、トップが
進退の問題を
どう考えているのか。
中継で
お伝えしたいと思うんですが
経済部、村上さん。
今、会見が始まったようですが
進退の部分は
触れているんでしょうか。
村上≫会見はつい先ほど
こちらのビルの会議室で始まりました。
焦点は経営トップの進退ですが