≫現職国会議員への強制捜査。
東京地検特捜部は今日
自民党、秋元司衆院議員の
議員会館事務所にも
家宅捜索をしました。
疑われるのはカジノ参入を
目指していた中国企業による
不正な資金の流れへの関与です。
これまでカジノを含む統合型リゾート
ＩＲ事業の法案に
深く関わってきた秋元議員。
一方、中国企業をめぐっては
日本法人の元役員らが不正に数百万円の現金を
日本に持ち込んだ
疑惑があります。
この日本法人が
会社の届出を行ったのは
２０１７年７月２７日。
そのおよそ１週間後中国企業は沖縄で
秋元議員と接点を持ちます。
中国企業が開いたカジノなどに関する
シンポジウム。
そこでおよそ２００人を前に登壇したのが
秋元議員だったのです。
秋元議員は更に、この３日後
国土交通省及び内閣府の
副大臣として
観光を担うカジノ推進の
旗振り役に就任。
特捜部は、この時期の
公用車の記録についても
調べています。
更に、北海道留寿都村にも特捜部が調べを進める
関係先があります。
去年１月、中国企業の関係者が
留寿都村にカジノを誘致するため
訪れていたといいます。
≫北海道庁や
留寿都村の職員からも
特捜部は任意で
事情を聞いています。
≫午後２時前、秋元議員は
ツイッターを更新。
≫大変
ご心配おかけしてすみません。
ただ私は不正なことには
全く関与しておりません。
何があろうとも
主張してまいります。
渡辺≫なぜ、秋元議員の関係先が
家宅捜索の対象となったのか。
ここまで分かっていることを
まとめますと
こういう図になります。
カジノを含むＩＲ・統合型リゾート施設
誘致の意向を
かつて北海道の留寿都村が表明していました。
この留寿都村などを
訪問していたのが
先ほどＶＴＲにもありましたが
ＩＲ事業への
参入を検討している中国企業。
特捜部は中国企業の日本法人の
元役員らが
不正に数百万円の現金を
日本国内に持ち込んだ疑い
いわゆる外為法違反容疑があって
その関係先として秋元議員の
元秘書の自宅、事務所に
捜索に入ったわけです。
秋元議員は去年１０月まで内閣府で
ＩＲ担当の副大臣を
務めておりました。
秋元議員の議員会館の事務所では
現在も特捜部が捜索を続けているようです。
社会部、井口さん
今、捜索はどうなっていますか？
井口≫家宅捜索は
始まって６時間ほどが経ちますが
今もまだ続いています。
つい先ほど段ボールが運び込まれました。
こちらの５階にある
秋元議員の事務所に
午前１１時ごろから
合わせて１０人ほどの
係官が入りました。
入る直前には部屋の付近の出入りが規制され
警備員が配置されるなど
現場には
緊張が走りました。
今後の捜査の焦点は秋元議員や元秘書が
中国企業の動きに
どう関わっていたのかです。
特捜部は、すでに中国企業の
日本法人を家宅捜索し
その関係先として
元秘書２人の自宅も
捜索していました。
そのうえで秋元議員本人からも任意で事情を聴いていました。
しかし実態解明のためには