2019/12/21(土) 20:00〜20:45 チョイス@病気になったとき・選「歯科最新情報(1)歯を失ったとき」[解][字]
再生されるというふうな状況になるとは思います。再生される…。
この歯の中にある
神経っていうんですか?
あれは やっぱり
抜くと 一度 死んでしまうんですか?
親知らずだとすると。
歯根膜の細胞は→
なんとか
生かすことができるんですけれども→
中の歯髄と呼ばれている神経に関しては
一回 神経が断裂されてしまうので→
そこが再生されるというのは
非常に まれなケースになるので→
基本的には 中で 歯髄が→
死んだ状態でそこにあると 腐った状態になるので→
うみが出てきてしまう
とかっていうことになるので→
神経の根管治療を
やる必要っていうのが出てきます。
その治療の期間っていうか→
それは どれぐらいかかるっていうのはあるんですか?
治療の期間は 基本的には→
1か月程度 そこに固定してあげると生着してあげることが多いので→
2か月後には
かむことができる→
というふうな状態に
なるとは思います。
なるほど。
自分の歯確かに いいですよね。
何か 聞いてると これが一番
いいことずくめじゃないかって→
思ったりするんですが。
ですが 条件がいろいろとあるんですよね。
条件がある。
そうですね。
まずは そのドナーとなる→
親知らずなり何なりですけれども→
その使える歯があるのか→
っていうところが一つですね。
それが 一塊で… 切ったりすることなく→
一塊で抜くことができるのかっていうのが→
大前提になるんですね まずは。
あとは その行った先での→
「移植床」といわれる所…。
「移植」「床」って書いて「移植床」といわれる所になるんですけど→
そこの骨が ドナーの歯よりも→
ある程度大きくないと 十分に骨がないと→
そこに生着しないことになりますので→
ドナーの歯の形や大きさが 移植先に合ってるかどうかっていうことを→
事前に CTとかで
チェックしておくような必要があります。
さらに
そのドナーとなる歯が虫歯だったりとか→
そもそも
歯周病になっているような場合には→
やっぱり使えない。 どうしても
親知らずだったりすると 奥歯なので→
うまく磨けないっていう所になって→
どちらかになってることが多い…。病気ごと移しちゃうことに…。
それも できないということになるので。
移植先のあごの骨の状態がいいとか→
その条件が そろってないと
できないというところが→
ちょっと 移植の限界になりますね。
なるほど。
難しいケースはありますね。
使えるもの 使いたいですけどね。
じゃあ プラス
その条件が整って できましたと。
移植後に それが抜けたりなんていう
心配は ないんですか?
やはり 普通の歯と一緒で
同じように歯周病になったり→
割れたりとかっていうリスクも
出てきますので 先ほど… 破折が→
歯の抜ける原因にもあったと思いますけど
神経を抜いてるので→
どうしても それになりやすい
っていうところがあるので→
いずれ抜けるっていうことも
あるんですが→
基本的には
生存率と言ってますけれども→
一般的に 5年たっても
大丈夫だったっていう人が9割。
10年たっても大丈夫だったっていう人が
8割程度ということになっているので→
比較的 成功率としては→
高い治療にはなってると思いますね。高いですね。
<自家移植は 保険診療で行う場合と
自由診療で行う場合があります。→
保険診療の場合は3割負担で
1本1万円程度です>
<ただし 保険適用の場合
移植に使う歯は→
親知らずか
歯ぐきに埋まっている歯に限られます。→
また 抜歯されていない状態で→
治療を始めることなども→
保険適用になる条件です>