2019/12/24(火) 16:50〜18:15 スーパーJチャンネル[字]


最初の対面のシーンで
両国の関係が

よく分かるといわれております。
そういう意味で今日の冒頭
安倍総理と文在寅大統領が
初めて会ったときの映像を
ご覧いただきたいと思います。
出迎えた安倍総理が促します。
そして、中央で
握手をする。
写真撮影に応じる。
そして、席に向かったんですが
辺さんこの両者の表情ですが
私は非常に今回ビジネスライクな
感じがしたんですが
辺さんこの映像をご覧になって
どんなことを感じましたか?
辺≫私からしますと
安倍さんのほうに
余裕が感じられるなと。


逆に文さんのほうが必死だなと。
首脳会談は
文大統領のほうが盛んに呼びかけて
実現したと。
ですから、なんとかこの場で
安倍さんを説得しようという
意気込みを感じますね。
渡辺≫こういう1年3か月ぶりの
対面シーンだったんですが
会談は、40分から50分間
続きました。
どんなそれぞれ、主張が
出たんでしょうか。中継で
成都から
お伝えしたいと思います。
まず政治部の吉野さん
日本側ですが、どんな話し合いの
テーマを提出したんでしょうか?
吉野≫たった今、政府関係者から取材をしてきたんですけど
まず、注目の徴用工問題について
安倍総理は
韓国側の責任で解決策を示すよう
求めたということです。
これはこれまでの立場と
同じです。そのうえで
対話を通じて
韓国と関係改善していこうと呼びかけたということです。
一方これについて文大統領からも
発言があったということで
この問題を

早期に解決したいという意向が
示されたということです。
ただこの問題
具体的な議論には
なっていない模様です。
そして、北朝鮮問題も
議題になりました。
今の北朝鮮情勢を考えますと
日本と韓国
そして日米韓の連携が
重要だという認識で
一致したということです。
このことをどう見るかとなりますが
官邸関係者は日韓の
対立が際立っても北朝鮮を利するだけだと
話していて北朝鮮問題だけは
なんとか、足並みをそろえてみせた
といったところだと思います。
そして、別の日本政府関係者は韓国の出方が読めないと
これまでも突き放してきました。
今の時点で関係改善に向けて
緒に就いたかなと
いったところです。
渡辺≫では、続いて
韓国側の考え方なんですが
ソウル支局の高橋さん、韓国は
どういう主張をしたんでしょう。
高橋≫従来どおりの主張を
繰り返したとみられるんですが
文大統領の会談後の表情を

見てみますと
日本との関係改善に向けた
手応えはやや少なかったように
見えました。そしてつい先ほど
韓国大統領府関係者は
首脳同士の会談があったことが
重要だというふうに
明かしています。
そして会談の冒頭
文大統領は
首脳同士で懸案解決に向けた
直接対話をすることが必要だと
述べていました。貿易管理の問題については
日韓が知恵を出し合い速やかに
結果を出すことを期待すると
日本に
早期見直しを迫ったんです。
そして関係悪化の引き金となった
徴用工問題については
韓国としては従来の主張を